近江牛.com (株)サカエヤ 新保吉伸の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
「食」を通して「美味しさ」とともに贅沢な時間と楽しさ、笑顔の「食卓」を提案します。
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2011年05月30日(月)更新
わくわく定期便スタートしました
わくわく 定期便(→クリック)
近江牛.comの頒布会は、何度も何度もリピートしてくださるお客様が多く、
私自身も、発送日の24日を毎月楽しみにしているのですが、
じつは価格が少々高めに設定しているため、
以前よりもっと手軽な頒布会をつくってほしいとの要望がありました。
それも1人や2人のお客さんからではなく、
10人以上のお客さんからの要望(^^;
そして、やっと重い腰が上がりまして、
非常にリーズナブルな「わくわく定期便」ができあがりました。
自分で言うのもなんですが、これはすごくお得です。
こういう企画は、自分も楽しめないと長続きしないので、切り落としは毎月定番とし
あとは私がその日の仕入れ状況などから考えるという、いわゆるノープランでやらせていただく
ことにしました。
つまりは、
「焼肉したいんやけどええのんある?」
「ええ、今日はカイノミがあるけど、これいっときますか?!」
てな感じで、店頭でのやりとりを想定した企画なんです。
さて、「わくわく定期便」というネーミングは、
じつはお客さんがわくわくするのではなく、私がわくわくする
という意味で名付けました。
私がわくわくしたら、お客さんもわくわくするやろ
という自己中心的な発想です(^^;
では、内容のご紹介です。
『わくわく定期便』とは、決まったコース(4,980円・9,980円・19,800円の3コースのいずれか)を
お客様のご 指定された日に毎月定期 的にお届けする便利なシステムです。
毎月、面倒な注文をする手間が省けてとっても簡単!
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◆近江牛の販売【近江牛ドットコム】
◆ホルモンの販売【ホルモンドットコム】
◆近江牛業務用卸
◆業務
2011年04月16日(土)更新
肉はテンションがあがるご馳走だということ
外出先で無性に肉が食べたくなったので、
目の前にあるカフェのようなレストランのようなお店へ。
肉系は、メニューをみると
A5ランク黒毛和牛ステーキと
ドライ熟成スペイン豚ソテーの2種類
迷わず、ドライ熟成スペイン豚ソテーにした。
かなり食欲をそそるネーミングだ。
ドライエージングで現地で10日程度熟成させた豚肉のことだろうが
A5ランクの黒毛和牛よりはおいしいだろうと迷わずオーダーした。
黒毛和牛のA5だけを厳選し、
しかもステーキ1種類のみの商品構成で
そんなにうまいこと仕入れができるものなのか?
と、ついつい勘ぐってしまう。
職業柄といってしまえばそれまでだが。
さて、オーダーしてから何分ぐらいたっただろうか
そんなに混雑していないのにけっこう待たされる。
注文きいてから解凍してるんか?
それとも、滅多に出ないから買いにいったのか?
などと、しょうもないことを考えながら、
先にでてきたスープを一気飲みする。
しかし、肉というものはどうしてこうも
わくわくするのだろう。
牛肉を生業にしている私でさえ、待っている間わくわくするし
テンションがあがる。
それほど、肉というのはご馳走感が強いのかも知れない。
そう思うと、当店にわざわざ来店してくれたり、
ネットで注文してくれるお客さんの期待度は相当高いと思う。
その期待を裏切らないよう、
肉の品質はもちろんのこと、丁寧な接客を心がけないといけない。
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2011年04月13日(水)更新
秘密の近江牛カレー タオルソムリエも絶賛!
6月に東京の百貨店で催事をさせていただくことになった。
サカエヤの店舗を再現する形での催事なのだが
そのときに販売する近江牛専門店が極めたカレーのちょっと豪華版パッケージがあがってきた。
写真ではわかりにくいが、実物は高級感たっぷりに仕上がっている。
このカレーの特徴は、自家産の粗飼料と国産飼料で育てた近江牛を使用し
バラやロース、ヒレなど近江牛一頭まるごと使った贅沢な逸品なのです。
料理研究家の平野レミさんにも絶賛していただき、フードアナリストの木田さんにも
おいしさの推薦をいただき、さらにはタオルソムリエには素敵なコメントまでいただいた。
発売前に運良くサンプル品を1袋わけていただいた。
「ええ肉いっぱい入ってるさかいに、肉の脂が少し分離して縁にでるけど気にせんでええで」と新保さん。
どこまでパックを切るのに期待させる品であろうか・・・!
絶対、家族のいない時に写真も撮りながら、味を堪能しようと思って数日が経っていた。
ある日のこと、雨の為、町内会の地蔵盆が明日に延期になり、
昼飯を準備していなかっ た我が家は急遽、家中にある食材を物色しだすはめに。
そして、ついに見つかってしまったお父さんの秘密の近江牛カレー。
家族4人でまずは一口ずつ。 子供が気に入らない訳がない!
ルーがひとつにご飯4回おかわり。
妻も便乗するから、たまったもんじゃない。
家族でたらい回しにして食べた。
どれだけうまかったか理解 していただけるだろうか。
タオルソムリエ 寺田元
さすがタオルソムリエ、光景が目に浮かぶ。
さて、ソムリエとは、そもそもレストランで客の要望に応えてワイン選びを手助けをする、
ワイン専門の給仕人のことを言うのだが、弊社では某ワインショップでワインを買うという研修がある。
自分なりにワインのことを調べてからショップに行き、
ソムリエにいろいろと質問するというものだが、知識の豊富さはもちろんのこと応対から
接客態度までを学ぶという実地訓練のようなものだ。
うちのような小さな店こそ、スタッフ全員がプロ意識を高く持ち、
かゆいところに手が届く接客を心掛けないといけない。
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2011年04月05日(火)更新
千本すじ
外もものハバキという部分の中心に潜んでいる千本すじです。
その名のとおり、千本すじがあるかどうかは数えたことがないので不明だが
とにかく硬くて、薄くスライスしたりミンチ材にしか使えないと思っていた。
ところが、先日書いたちまき同様に、昔からの思い込みで薄くカットして包丁で
たたいてやれば、これがすごく美味なのだ。
私ぐらいの年代で、丁稚奉公を経験した人間は
恐らく、その当時習ったやり方が身についてしまって
この部位はすき焼き、この部位はミンチ、というふうな固定観念が強いように思う。
最近、一頭買いの相談を受けることが多いのだが、
すべての部位を捌ききれる商品構成が作れないロスばかりでてしまう。
いろいろと試してみて、商品として販売できるかどうか、
まずは自分で食べてみることだ。
やりすぎると私のような体型になりかねないが。
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2011年04月03日(日)更新
希少部位 ツラミ(天肉)を食べる
ツラミ(天肉)は、一頭の牛から僅かしかとれないため
お客様優先で私の口に入ることはほとんどないのですが、
今回は少し多めに入荷したので久しぶりに食べてみた。
ちなみにツラミ(天肉)とは、牛のほっぺたのことで
牛肉ではなく、内臓、つまりホルモンに分類されます。
ホットプレートでは雰囲気もでないので、
ホルモンドットコムで販売しているいろり屋で焼いてみた。
これがよくできていて、なかなか焼けない。
まだかまだかとじらされる気持ちをグッと我慢すること5分
何度か箸でつまんで焼け具合を確認したい衝動にかられたのだが
待ったかいがありました。
適度な歯ごたえがあり、牛肉では味わうことができない
独特の食感が後追いします。
塩で1枚、たれで1枚・・・
箸がとまりません。
今度はいつ食べられるのか
いまのところ店舗限定で販売しています。
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2011年04月02日(土)更新
ちまきはちまきでも
“ちまき”といえば、笹で包んだ餅を連想するかと思いますが、
牛肉にもちまきと呼ばれる部位があります。
いわゆるスネの部分になるのですが、
よく動かす部分なので、肉質は硬く、用途としてはミンチやカレー・シチュー用でしか
使うことができません。
とまぁ、ここまではいままでの肉屋の考え方なんです。
数年前、ある焼肉屋さんへ行ったときのこと、
メニューに“ちまき”と書いてあって
まさかあのちまきが・・・
と思ったのですが、出てきたのはまぎれもなく
牛のスネ肉、ちまきでした。
しかも、結構な値段で驚いたのですが、
もっと驚いたのは、その食感でした。
柔らかいとまでは言いませんが、旨みが凝縮されていて
とってもおいしいのです。
ミンチや煮込み用にしか使えないという固定観念が邪魔して
こういった発想ができなかったのです。
メニューのネーミングにしろ、各部位の捌き方にしろ
同じ肉業界でも焼肉店に学ぶところは多くあります。
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2011年03月24日(木)更新
ウルテ
写真を見てどこの部位か分かる人は
かなりのホルモン通だと思う。
というか、そもそも私の肉の記事中心のブログでなければ
これがホルモンだとわかる人はそうそういないのではないかな。
これはウルテといいまして、気管(喉)の軟骨なんです。
ホルモンでなにが好き?
と聞かれてウルテと答える人は
まずいないだろう。
軟骨なのでかなり堅いのですが、
当店では包丁で切り目を入れて食べやすくしています。
とはいっても骨なので柔らかくはありません。
ほどよく硬く、しかも味はまったくといっていいほど無味なんです。
たれや塩など調味料の味でごまかして食べるような感じですが、
これが店舗でもネットでもよく売れるのです。
メイン商品ではないのですが
一度食べればクセになる味です。
しかし、いつも思うことですが、
ホルモンを最初に食べた人の勇気に敬服したい。
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2010年12月21日(火)更新
肉屋が作ったぜんざい
盆と正月には奮発して
近江牛の上等を買おうやないか。
私が幼い頃、近所のおっちゃんたちが
よく言っていたのを思い出します。
おっちゃん言うても40才前後だったとして、
そうなると、いまの私より若いということになる。
当時は、牛肉といえば贅沢品で盆と正月しか食べられない
ご馳走でした。
私の楽しみも、初詣よりすき焼きで
正月になると、すき焼きが食べられるので待ち遠しかったのを憶えています。
そして、もう1つ楽しみがあって、
正月はご近所が集まって餅つきをするんです。
つきたての餅にあんこを包んだり、きなこをまぶしたりして
みんなで食べるのですが、これがうまいのなんのって。
丸めた餅を冷凍にして
母親がぜんざいを作ってくれるんです。
これが私のなによりの好物で、
大人になったいまでも、行く先々で“ぜんざい”の看板をみつけると、
ついつい注文してしまいます。
でも、ほんとうにおいしいぜんざいは
中々ないものです。
自分でも作ったりしていたのですが
さすがに邪魔くさくて、それならばとレトルトのぜんざいを作ってみました。
これなら、食べたいときに食べられるし
商品化して売れなかっても自分で食べればよいわけですから
気が楽です。
よく、なぜ肉屋にぜんざい?
と聞かれるのですが、実はこういった理由があったんです。
味は一般的なものではなく
私の好みに合わせているので、あっさり系です。
小豆も滋賀県産をはじめ、いろんな産地のものを試したのですが
煮ても潰れないという点から北海道の小豆を厳選しました。
要は、自分が食べたいから作ってしまった商品ですが
さすが12月、結構売れてます。
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2010年12月14日(火)更新
焼肉をするとき、あなたはたれ派、それとも塩派
この肉は塩で食ったほうがぜったいうまいって!
えぇーっ、そうなん?
私はたれのほうが好きなんやけどなぁ
朝早くに店頭にご来店いただいた
30代後半ぐらいのご夫婦の会話です。
こう言った会話を聞きながら接客するのが好きなのですが
たまに夫婦喧嘩される方もおられて、これは困ります。
そこで意見を求められるのはさらに困るのですが(^^;
さて、焼肉はたれがいいのか、
それとも塩がいいのか、ということをお客さんに質問されることがあります。
肉の部位や質によって異なる場合があり、
そのあたりをご説明させていただいたあとに必ず
「個人的には・・・」
ということで私の好みをお話させていただきます。
最終的にはお客さんの好みの問題になってしまうのですが、
例えば、オーストラリアの牛肉は、
グラスフェッドと呼ばれる牧草を食べて育ったものが大半であり
脂はカロチンの色が染みて黄色く、独特の臭いがあります。
肉質も硬く、食べるというより歯でかみくだくという表現がピッタリの
牛肉だが、こういったクセのある肉には、塩より断然たれが合います。
先日のことだが、
井寄さんから、青森のお土産にと
スタミナ源という焼肉のたれ(写真左)をいただいた。
ニンニクとリンゴが入った
醤油ベースのたれで地元では結構有名だそうだ。
さっそく、いろんな肉で試しましたが
さらっとしたたれにしてはコクがありおいしかったです。
輸入牛より和牛のほうが合うようです。
ところで、当店にも焼肉のたれ(写真右)が何種類かあるのですが
写真の味噌ベースのたれが一番人気です。
どろッとした味わいのたれは全国的に見ても珍しいそうで
特に関東方面のお客さんからご好評をいただいております。
このたれは、近江牛に限らず、どんな肉にもよく合うように作っています。
もちろん、オーストラリアの牛肉にもピッタリです。
このたれで野菜を炒めたり、ホルモンを煮込んだりしても
おいしいので一度お試しください。
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2010年12月11日(土)更新
桃屋の「食べるラー油」をはじめとするラー油いろいろ
世界最高峰のパフォーマンスとスターシェフたちがプロデュースする、
究極メニューの奇跡のコラボレーション
ということだが、
ショーを楽しみながら有名料理人がプロデュースした
料理も味わえるというから連日満席だそうだ。
いろんなグッズが販売されているなかに
料理人が作った(監修した)ラー油が売っていたので買ってみた。
菰田欣也/szechwan restaurant 陳 自家製おかずラー油
脇屋友詞/海の恵み おつまみラー油
つい先日のこと、
いつも行くスーパーに売切れが続いていた
桃屋の食べるラー油が3個だけ棚に並んでいたので
遅まきながら買ってみた。
田舎のスーパーなので入荷が少ないのか
それともやっとブームが落ち着いたのか。
食用なたね油やフライドガーリック、食用ごま油をメインに使い
フライドガーリックの食感が「食べる」をコンセプトにしている商品で、
いろんなラー油を食べたが、CPなどを考えても桃屋の食べるラー油は
だれにでも受け入れられる味でおいしいと感じた。
ラー油の火付け役は、たしか「石垣島ラー油」だったと思うが、
桃屋のラー油の登場で一気にブレークした感じだった。
そして後続として、ヱスビーのラー油をはじめ、各メーカーや
街の中華屋までもがラー油を作り販売し始めた。
食肉メーカーまでもがラー油を作り始め、
こちらも品切れ状態が続くほど売れている。
焼肉にたれではなくラー油で食べるという斬新な発想も
受けている。
新しいものを作り出すのはむつかしいが、
流行っているは、既にあるものに何かをプラスしたモノが多い。
ただ、そのちょっとしたことに
気づくか気づかないかが大きな差である。
いままでありそうでなかった近江牛の牛脂こちらもそういう意味ではプチヒットしている。
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