近江牛.com (株)サカエヤ 新保吉伸の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
「食」を通して「美味しさ」とともに贅沢な時間と楽しさ、笑顔の「食卓」を提案します。
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ネットショップの店長が京都に集まって
合宿形式の勉強会が2日間に渡り行われた。
参加者は、東京や大阪、石川県、新潟県などなど
全国各地から集まり、まさに寝る間も惜しんでの勉強会となった。
あいにく私は合宿には参加できなかったので
懇親会の手配をさせてもらった。
せっかくなので、懇親会も勉強の場として捉えてもらおうと
北山の南山を選ばせもらった。
南山の取り組みを肌で感じてもらおうと
食事前に楠本社長のお話を拝聴することに。
ほんの数分ではあったが、言葉1つ1つに想いが込められており
ぜひ、続きをじっくりと聞かせていただきたい。
楠本社長の話を聞きながら、
北京五輪陸上・男子4x100メートルリレーで銅メダルを獲得した
朝原選手の喜びの顔が浮かんだ。
想いを強くしてあきらめないこと。
ボクにはまだまだ想う気持ちが足らないようだ。
楠本社長の話で、胃袋は牛を受け入れる準備が整った。
まずはビールで口の中を清め、短角牛、近江牛をじっくりと味わった。
改めて思ったことだが
ストーリーのある肉はうまい。
牧場MAP
ここ数年、「安全・安心」がキーワードになっていることから
“生産者の顔”を表に出すことがあたりまえのようになっている。
先月のことだが、
ある百貨店でこんなことがあった。
食品売り場でさくらんぼを見ていたら店員さんが声をかけてきた。
佐藤錦や紅さやかなどの説明を丁寧にしてくれた。
買う気がなかったので悪いなぁと思いながらも説明を聞いていたら
○○さん(生産者)が一生懸命、手間暇かけて作ったので味は間違いなし。
○○さんは・・・・・と次第に生産者のこだわりみたいなことを説明しはじめた。
あんた○○さん知ってんの?
いえ、面識はないのですが・・・
どうりで説明に“愛”が感じられなかったハズです。
それどころか店員さんは山形に行ったことがないらしく、
おまけにさくらんぼを食べたことがないと言う。
もし、この日ボクがさくらんぼを買う気だったとしても
間違いなく買っていなかったでしょう。
この店員さんだけではなく、
産地の情報をただ右から左へ受け流しているだけだと思う。
(このフレーズ使うのなんかイヤやなぁ^^;)
現場を知っている者と、そうではない者とでは
伝える力が違うということを改めて思い知らされました。
ということで、だいぶ涼しくなってきたので牧場レポートを再開します。
弊社のトレーサビリティシステムに地図を連動することになりました。
まだまだ手直しが必要ですが、とりあえず公開できる状態なので
サイトにアップしております。
来月になったら、津田さん、森さんとこへ訪問します。
ディズニーおたく、加賀屋氏の講演に出かけてきた。
すでに寺田の元ちゃんが記事をアップしているので
先にそちらをお読みいただくと私の脈絡のない文章が分かりやすくなるかと
思われる。
5月に著書「社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった」の
香取貴信氏の講演の中で加賀屋克美氏なる人物がやたら登場してきた。
加賀屋氏は12歳でディズニーランドで働くという目標を決め、
最終的にはアメリカのディズニーで働くのだが、それまでのサクセスを
香取氏がユーモアたっぷりに講演された。
ディズニー好きが陣取る前列は、香取氏が登場すると
キャーという黄色い声援を送る女性もいたほど人気だった。
講演終了後、主催者側からこんな問いかけがあった。
香取さんのお話の中に登場した加賀屋さんをもし、もし呼ぶことができたら
みなさん、お話聞きたいですか?
当然、興味と余韻でほぼ全員が手を挙げた。
月が変わってしばらくすると、
加賀屋克美氏の講演の案内が送られてきた。
当日の会場は、満席で講演の内容もすばらしく
私も社員も大満足であった。
と同時に、主催者のマーケティングがめでたく成功した。
講演終了後、主催者側からこんな問いかけがあった。
秋に「ディズニーランドへ行こう」という企画をしています。
ディズニーランドの入り口で“加賀屋さん”がみなさんを待っています。
残念ながらボクはネズミさんに興味がないので参加はしないが
次はどんなサプライズがあるのか気になるところだ。
もしかすると、カリフォルニア ディズニーランド・リゾートツアー
かも知れない。
加賀屋氏の話の中で印象に残ったのはこの2つ
“あきらめない”
“強く願えば叶う”
もちろん、願っただけで叶うなら今頃ボクは億万長者だ。
やはり行動するしかない。
素適な講演でした。
この建物、一見レストランのように見えますが
じつはケーキ屋さんです。
平日の中途半端な時間だと言うのに
入れ替わり立ち替わりお客さんで賑わっていました。
それもそのはず、「とんねるずのみなさんのおかげでした」
新食わず嫌い王決定戦やはなまるマーケット「おめざ」で紹介されたりと
人気のケーキ屋さんなのです。
さて、実際の味はいかがなものかと、
試しに4つほど買ってみた。
手前のケーキ、これがめちゃくちゃうまい!
モンテリマールという名前だそうで、はちみつのムース、
中にはピスタチオのババロアが入っています。
他のケーキも想像以上においしかった。
その店に行くには味以外にも何か理由がなければ
そうそうリピートしない。
まず味に関しては、ボクがいつも買っている店のケーキよりもうまかった。
そして、値段はデパートで売られているケーキの半額程度である。
プラス笑顔の接客といったところが流行ってる理由かも知れない。
さすがに深夜12時まわってからケーキ2つ食べたので
胃がムカムカするのと、暑くて寝苦しいのとで疲れる夜を過ごした。
近江牛の生産農家さんからスイカをいただきました。
近江牛の牧場がある近江八幡市や安土町の大中は
スイカの産地としても有名です。
琵琶湖に面した湖岸道路沿いはスイカロードと呼ばれ
この時期は、スイカの看板や旗がなびいています。
さて、そのスイカにバイアグラと同じ効果があることを、
米国テキサス農工大の研究所長、ビーム・パティル氏が
大学のHPのニュースで発表した。
ここからはこちらの記事を引用しています。
なんでも、スイカにはシトルリンと呼ばれる成分が皮と果肉に含まれており、
スイカを大量に摂ると体内にアルギニンというアミノ物質が増えるという。
アルギニンは血流をよくし、体内の免疫力や循環器系などに広く効果を
もたらすことがすでに知られており、バイアグラが持つ血管の緊張をほぐす成分と
同じ役割を果たすそうだ。
バイアグラと違い副作用などがなく、狭心症などの循環器系の病気、高血圧を
防止するためにも、酸化窒素を増やすアルギニンを摂ることは望ましいという。
また、リコピンというトマトに含まれることで有名な、強い抗酸化作用を持つ
カロチンの一種も含まれていることが今回分かり、スイカを食べることはとても
体に良いそうだ。
このニュースに対し、ノース・カロライナ州立大学でスイカについて研究している
トッド・ウェナー氏は、「大変興味深い話ではあるが、すでにバイアグラという
医薬品の力を借りなければならない状態の男性たちが、スイカを大量に食べる
ことでバイアグラと同じ効果を得られるかどうかは、やはり難しいのではないか」
と言う。
ちなみにテキサス農工大の研究では、バイアグラ1錠の効果のためには、
スイカ6切れを食べることが必要になるという。
逆に考えれば、デザートとして夜に3切れくらい食べるという方は、
バイアグラ1/2錠を服用したことになる。
無理して6切れも召し上がると、尿意が大変でソレどころではないはずだ。
さて、真実のほどはいかに、といったっところでしょうか。
近江牛の牧場がたくさんある大中というところは、
スイカが有名なんです。
先日のこと、G牧場の奥様にスイカとバイアグラの話をしたところ
おかしいなぁ、うちの主人は小さい頃から
スイカばっかり食べてるん だけどなぁ・・・
と、なんとも意味深なことを発言しておられました。
数ヶ月前の話だが、とある県で道に迷ってしまった。
カーナビが反応しきれないほどの田舎だったのがそもそもの原因。
しかもバケツをひっくり返したような豪雨。
田舎道をゆっくり走らせると妙な光景に遭遇。
大量の買い物袋をかかえた人達が1軒の店から出たり入ったり。
よく見ると肉屋のようだ。
せっかくの売り出し日に雨とはついてないな。
と思ったのだが、それでもたくさんのお客さんが店内に吸い込まれていく。
道に迷いついでにボクも見学させてもらおうと車を駐車場へ。
驚くことに警備員が誘導している。
田んぼの真ん中にぽつんとある肉屋に警備員とは
よほど気合いが入った売り出しなのかとこの時は思った。
店内に入ると、売り出しはやっていないことが判明。
ということは平日でこの天気でこれだけ流行っているとは
いったいどういうことなのか?
しばらく店内にいるとすぐに理由がわかった。
ブランド牛ではないがしっかりとした和牛を販売している。
しかも価格が安い。
そして買い物客ほとんどの方が10個入りの“コロッケ”を
何パックも買い物カゴに入れている。
どうやらメインはコロッケのようで、牛肉はコロッケのついでに買っているようだ。
普通の肉屋と逆の発想だ。
さすがに牛肉は買わなかったが、試しにコロッケを買ってみた。
なるほど、雨の日の行列が納得できる味である。
全国の肉屋さんからいろんなコロッケを取り寄せてはみたが
この店のコロッケが断トツにうまい!
独自の価値・・・
コロッケ1個で牛肉が売れるとは
たまには道にも迷ってみるものだ。
BSE騒動以前は生産農家さんがメディアに取り上げられることは
業界誌以外ではめずらしいことでした。
ところが、最近では環境への取り組みや安全面への取り組みなど
近江牛の生産農家さんがメディアに取り上げられることが多くなりました。
弊社のホームページから問い合わせいただくことも多く、少しでも貢献できてる
のかと思うとうれしい限りです。
一般の方や食関連の方々から牧場を見学したいと
問い合わせいただくことも多くなりました。
いろんな形で近江牛に興味をもっていただくことは
ほんとにありがたいことです。
さて、たまにですが、ものすごい勘違いをされている方がおられまして
牧場を見学したいのですがソフトクリームとかも売ってますか?
と、ビックリするような問い合わせをいただくことがあります。
観光牧場と勘違いをされているのでしょうね。
生産農家さんの毎日は、牛にエサをやっているだけではなく
それはそれは忙しく、時間もあってないようなものです。
牛舎は毎日「命のやりとり」をしている現場なのです。
私宛にきた牧場見学の問い合わせに関しては
目的をお聞きしてお連れするか判断しています。
興味本位だけの方はお断りしています。
なぜかと言うと、興味本位の方は必ずといっていいほど
> かわいい目をしていますね。
> でも、食べられちゃうんですよね、かわいそう。
などと無神経なことを平気で口にします。
生産農家さんにとってはいちばん辛い質問です。
生産農家さんは、ほとんどの場合が家族総出で牛飼いをしています。
小学生の女の子も、中学生の男の子も、おじいちゃんもおばあちゃんも
全員で朝早くからエサをやり、病気だといえば徹夜で看病します。
それでも年に数頭は死なせてしまうことがあります。
でも、悲しんでいる暇はありません。
他の牛たちが同じ目にあわないよう原因を追及して今後の育成にいかします。
本当は悲しいし辛いんです。
でもそんな姿を牛に察知されないように普段通りに振舞うんです。
牛は何事もなく育っても30ヶ月前後で屠畜されます。
冒頭でも書きましたが、生産農家さんは絶えず命のやりとりをしているのです。
牛飼いというのはそういう仕事なのです。
一歩外へ出れば、焼肉店やファミレス、コンビニなど
日本全国どこへ行っても牛肉が食べられます。
その裏ではこのように生産農家さんは「命のやりとり」をしているのです。
私も仕事とはいえ毎日のように肉を口にします。
だからといって生産農家さんの代わりはできません。
私だけじゃなく、みなさんも同じです。
生産農家さんは“私たち”の代わりをしてくれてるのです。
だから、かわいそう、などと言ってはいけないのです。
私たちの代わりをしてくれている生産農家さんに
> かわいそうですね。
などと言うこと自体が失礼なことなのです。
年が明ければ4月から新入社員が入社してきます。
吹けば飛ぶような小さな会社ですが、ようやく大卒を採用できるように
なりました。
最初の仕事は牛の世話からはじまります。
そこで命の尊さを学びます。
近江牛を販売しているのはもちろん当社だけではなく
県内はおろか県外でもたくさんのお店があります。
当社の取り組みは、「仕入れて販売する」というだけではなく
生産現場から精肉になるまでを見続けることが使命であり
それが「サカエヤの近江牛」というブランドなのです。
牧場でおこる日常を生産農家さん自身がブログで綴っています。
たまにアホなことも書いていますがご愛嬌ということで
生産農家さんを身近に感じていただければ幸いです。
近江牛が“うまい”のではなく、下記生産者がつくった近江牛を販売している
『サカエヤの牛肉』がうまいのです。
これが弊社の“こだわり”であり“自信”なのです。
●木下牧場
●後藤牧場
●藤井牧場
2008年08月29日(金)更新
サンタ・マリア・ノヴェッラ・ティサネリーア
サンタ・マリア・ノヴェッラは、イタリア・フィレンツェに所在する、
現存する世界最古の薬局です。
詳しくはHPをご覧ください。
サンタ・マリア・ノヴェッラのコロンは、
シトラス系のベルガモットをベースとする香りで
知る人ぞ知る、といったところか。
京都のショップには世界初出店のレストランが併設されていて
人気を呼んでいる。ただし直営ではなくF社が運営している。
急にイタリアンが食べたくなったので
サンタ・マリア・ノヴェッラ・ティサネリーアへ。
まず最初に運ばれてきたのがパンプキンスープ
メニューの中から前菜を2つ選べるということで、
1つめは、淡路産赤うにと真鯛のコンソメジュレの冷製、生湯葉と豆乳のフラン添え
2つめは、大阪産河内の合鴨の色々なバリエーションで
ゆすら梅のソースとパンプリオッシュを添えて
パスタは、自家製手打ち麺ガルガネッリ
鳴門金時と鷹峯唐辛子、軟らかく煮た薩摩黒豚と和えて
メインデッシュは、京都和牛のロースステーキ
野菜を退けるとこんな感じ
最後はデザートで終了~♪
最近は、どこの店でも○○産と産地表示のメニューが当たり前のように
なってきているが、スタッフがそれに対応しきれていないのが気になる。
現存する世界最古の薬局です。
詳しくはHPをご覧ください。
サンタ・マリア・ノヴェッラのコロンは、
シトラス系のベルガモットをベースとする香りで
知る人ぞ知る、といったところか。
京都のショップには世界初出店のレストランが併設されていて
人気を呼んでいる。ただし直営ではなくF社が運営している。
急にイタリアンが食べたくなったので
サンタ・マリア・ノヴェッラ・ティサネリーアへ。
まず最初に運ばれてきたのがパンプキンスープ
メニューの中から前菜を2つ選べるということで、
1つめは、淡路産赤うにと真鯛のコンソメジュレの冷製、生湯葉と豆乳のフラン添え
2つめは、大阪産河内の合鴨の色々なバリエーションで
ゆすら梅のソースとパンプリオッシュを添えて
パスタは、自家製手打ち麺ガルガネッリ
鳴門金時と鷹峯唐辛子、軟らかく煮た薩摩黒豚と和えて
メインデッシュは、京都和牛のロースステーキ
野菜を退けるとこんな感じ
最後はデザートで終了~♪
最近は、どこの店でも○○産と産地表示のメニューが当たり前のように
なってきているが、スタッフがそれに対応しきれていないのが気になる。
2008年08月24日(日)更新
京都合宿
京都商工会議所で2日間に渡り行われた
合宿形式の勉強会
参加者のサイトを泣くまで皆で斬りまくるという過酷な勉強会。
幸いにもだれも泣かず、斬られたところはその場で修復したというからすばらしい。
みんな本気やね。
ビイ・エイチ・ラボ 前田さんの作品
もちろん息抜きの作品ではありますが、
井上さん、ええ顔してはりますな。
合宿形式の勉強会
参加者のサイトを泣くまで皆で斬りまくるという過酷な勉強会。
幸いにもだれも泣かず、斬られたところはその場で修復したというからすばらしい。
みんな本気やね。
ビイ・エイチ・ラボ 前田さんの作品
もちろん息抜きの作品ではありますが、
井上さん、ええ顔してはりますな。
2008年08月24日(日)更新
あきらめないこと
ネットショップの店長が京都に集まって
合宿形式の勉強会が2日間に渡り行われた。
参加者は、東京や大阪、石川県、新潟県などなど
全国各地から集まり、まさに寝る間も惜しんでの勉強会となった。
あいにく私は合宿には参加できなかったので
懇親会の手配をさせてもらった。
せっかくなので、懇親会も勉強の場として捉えてもらおうと
北山の南山を選ばせもらった。
南山の取り組みを肌で感じてもらおうと
食事前に楠本社長のお話を拝聴することに。
ほんの数分ではあったが、言葉1つ1つに想いが込められており
ぜひ、続きをじっくりと聞かせていただきたい。
楠本社長の話を聞きながら、
北京五輪陸上・男子4x100メートルリレーで銅メダルを獲得した
朝原選手の喜びの顔が浮かんだ。
想いを強くしてあきらめないこと。
ボクにはまだまだ想う気持ちが足らないようだ。
楠本社長の話で、胃袋は牛を受け入れる準備が整った。
まずはビールで口の中を清め、短角牛、近江牛をじっくりと味わった。
改めて思ったことだが
ストーリーのある肉はうまい。
2008年08月23日(土)更新
生産者の顔
牧場MAP
ここ数年、「安全・安心」がキーワードになっていることから
“生産者の顔”を表に出すことがあたりまえのようになっている。
先月のことだが、
ある百貨店でこんなことがあった。
食品売り場でさくらんぼを見ていたら店員さんが声をかけてきた。
佐藤錦や紅さやかなどの説明を丁寧にしてくれた。
買う気がなかったので悪いなぁと思いながらも説明を聞いていたら
○○さん(生産者)が一生懸命、手間暇かけて作ったので味は間違いなし。
○○さんは・・・・・と次第に生産者のこだわりみたいなことを説明しはじめた。
あんた○○さん知ってんの?
いえ、面識はないのですが・・・
どうりで説明に“愛”が感じられなかったハズです。
それどころか店員さんは山形に行ったことがないらしく、
おまけにさくらんぼを食べたことがないと言う。
もし、この日ボクがさくらんぼを買う気だったとしても
間違いなく買っていなかったでしょう。
この店員さんだけではなく、
産地の情報をただ右から左へ受け流しているだけだと思う。
(このフレーズ使うのなんかイヤやなぁ^^;)
現場を知っている者と、そうではない者とでは
伝える力が違うということを改めて思い知らされました。
ということで、だいぶ涼しくなってきたので牧場レポートを再開します。
弊社のトレーサビリティシステムに地図を連動することになりました。
まだまだ手直しが必要ですが、とりあえず公開できる状態なので
サイトにアップしております。
来月になったら、津田さん、森さんとこへ訪問します。
2008年08月22日(金)更新
ディズニーランドで学ぶ
ディズニーおたく、加賀屋氏の講演に出かけてきた。
すでに寺田の元ちゃんが記事をアップしているので
先にそちらをお読みいただくと私の脈絡のない文章が分かりやすくなるかと
思われる。
5月に著書「社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった」の
香取貴信氏の講演の中で加賀屋克美氏なる人物がやたら登場してきた。
加賀屋氏は12歳でディズニーランドで働くという目標を決め、
最終的にはアメリカのディズニーで働くのだが、それまでのサクセスを
香取氏がユーモアたっぷりに講演された。
ディズニー好きが陣取る前列は、香取氏が登場すると
キャーという黄色い声援を送る女性もいたほど人気だった。
講演終了後、主催者側からこんな問いかけがあった。
香取さんのお話の中に登場した加賀屋さんをもし、もし呼ぶことができたら
みなさん、お話聞きたいですか?
当然、興味と余韻でほぼ全員が手を挙げた。
月が変わってしばらくすると、
加賀屋克美氏の講演の案内が送られてきた。
当日の会場は、満席で講演の内容もすばらしく
私も社員も大満足であった。
と同時に、主催者のマーケティングがめでたく成功した。
講演終了後、主催者側からこんな問いかけがあった。
秋に「ディズニーランドへ行こう」という企画をしています。
ディズニーランドの入り口で“加賀屋さん”がみなさんを待っています。
残念ながらボクはネズミさんに興味がないので参加はしないが
次はどんなサプライズがあるのか気になるところだ。
もしかすると、カリフォルニア ディズニーランド・リゾートツアー
かも知れない。
加賀屋氏の話の中で印象に残ったのはこの2つ
“あきらめない”
“強く願えば叶う”
もちろん、願っただけで叶うなら今頃ボクは億万長者だ。
やはり行動するしかない。
素適な講演でした。
2008年08月21日(木)更新
W.Bolero(ドゥブルべ・ボレロ)
この建物、一見レストランのように見えますが
じつはケーキ屋さんです。
平日の中途半端な時間だと言うのに
入れ替わり立ち替わりお客さんで賑わっていました。
それもそのはず、「とんねるずのみなさんのおかげでした」
新食わず嫌い王決定戦やはなまるマーケット「おめざ」で紹介されたりと
人気のケーキ屋さんなのです。
さて、実際の味はいかがなものかと、
試しに4つほど買ってみた。
手前のケーキ、これがめちゃくちゃうまい!
モンテリマールという名前だそうで、はちみつのムース、
中にはピスタチオのババロアが入っています。
他のケーキも想像以上においしかった。
その店に行くには味以外にも何か理由がなければ
そうそうリピートしない。
まず味に関しては、ボクがいつも買っている店のケーキよりもうまかった。
そして、値段はデパートで売られているケーキの半額程度である。
プラス笑顔の接客といったところが流行ってる理由かも知れない。
さすがに深夜12時まわってからケーキ2つ食べたので
胃がムカムカするのと、暑くて寝苦しいのとで疲れる夜を過ごした。
2008年08月16日(土)更新
マーケティング
このあいだ、麻布のある高級レストランに入ったんだよ。妻とな。
その店は確かにおいしかったし、妻もそういってた。
それで帰りの車の中で妻に聞いてみたんだ。
『オマエだったらあの店、もう1回行くか?』と。
すると、間髪いれず『行かないわよ』と。
意外だったよ。
すごくおいしかったしな。なんでだと思う?
ドリルを売るには穴を売れより抜粋
答えは本に書いてあるが、「その店へ行く理由、買う理由」がなければ
お客さんはリピートしてくれない。
近江牛を販売しているだけでは
お客さんはリピートしてくれない。
ということですね。
その店は確かにおいしかったし、妻もそういってた。
それで帰りの車の中で妻に聞いてみたんだ。
『オマエだったらあの店、もう1回行くか?』と。
すると、間髪いれず『行かないわよ』と。
意外だったよ。
すごくおいしかったしな。なんでだと思う?
ドリルを売るには穴を売れより抜粋
答えは本に書いてあるが、「その店へ行く理由、買う理由」がなければ
お客さんはリピートしてくれない。
近江牛を販売しているだけでは
お客さんはリピートしてくれない。
ということですね。
2008年08月15日(金)更新
スイカとバイアグラ
近江牛の生産農家さんからスイカをいただきました。
近江牛の牧場がある近江八幡市や安土町の大中は
スイカの産地としても有名です。
琵琶湖に面した湖岸道路沿いはスイカロードと呼ばれ
この時期は、スイカの看板や旗がなびいています。
さて、そのスイカにバイアグラと同じ効果があることを、
米国テキサス農工大の研究所長、ビーム・パティル氏が
大学のHPのニュースで発表した。
ここからはこちらの記事を引用しています。
なんでも、スイカにはシトルリンと呼ばれる成分が皮と果肉に含まれており、
スイカを大量に摂ると体内にアルギニンというアミノ物質が増えるという。
アルギニンは血流をよくし、体内の免疫力や循環器系などに広く効果を
もたらすことがすでに知られており、バイアグラが持つ血管の緊張をほぐす成分と
同じ役割を果たすそうだ。
バイアグラと違い副作用などがなく、狭心症などの循環器系の病気、高血圧を
防止するためにも、酸化窒素を増やすアルギニンを摂ることは望ましいという。
また、リコピンというトマトに含まれることで有名な、強い抗酸化作用を持つ
カロチンの一種も含まれていることが今回分かり、スイカを食べることはとても
体に良いそうだ。
このニュースに対し、ノース・カロライナ州立大学でスイカについて研究している
トッド・ウェナー氏は、「大変興味深い話ではあるが、すでにバイアグラという
医薬品の力を借りなければならない状態の男性たちが、スイカを大量に食べる
ことでバイアグラと同じ効果を得られるかどうかは、やはり難しいのではないか」
と言う。
ちなみにテキサス農工大の研究では、バイアグラ1錠の効果のためには、
スイカ6切れを食べることが必要になるという。
逆に考えれば、デザートとして夜に3切れくらい食べるという方は、
バイアグラ1/2錠を服用したことになる。
無理して6切れも召し上がると、尿意が大変でソレどころではないはずだ。
さて、真実のほどはいかに、といったっところでしょうか。
近江牛の牧場がたくさんある大中というところは、
スイカが有名なんです。
先日のこと、G牧場の奥様にスイカとバイアグラの話をしたところ
おかしいなぁ、うちの主人は小さい頃から
スイカばっかり食べてるん だけどなぁ・・・
と、なんとも意味深なことを発言しておられました。
2008年08月14日(木)更新
コロッケで牛肉を釣る
数ヶ月前の話だが、とある県で道に迷ってしまった。
カーナビが反応しきれないほどの田舎だったのがそもそもの原因。
しかもバケツをひっくり返したような豪雨。
田舎道をゆっくり走らせると妙な光景に遭遇。
大量の買い物袋をかかえた人達が1軒の店から出たり入ったり。
よく見ると肉屋のようだ。
せっかくの売り出し日に雨とはついてないな。
と思ったのだが、それでもたくさんのお客さんが店内に吸い込まれていく。
道に迷いついでにボクも見学させてもらおうと車を駐車場へ。
驚くことに警備員が誘導している。
田んぼの真ん中にぽつんとある肉屋に警備員とは
よほど気合いが入った売り出しなのかとこの時は思った。
店内に入ると、売り出しはやっていないことが判明。
ということは平日でこの天気でこれだけ流行っているとは
いったいどういうことなのか?
しばらく店内にいるとすぐに理由がわかった。
ブランド牛ではないがしっかりとした和牛を販売している。
しかも価格が安い。
そして買い物客ほとんどの方が10個入りの“コロッケ”を
何パックも買い物カゴに入れている。
どうやらメインはコロッケのようで、牛肉はコロッケのついでに買っているようだ。
普通の肉屋と逆の発想だ。
さすがに牛肉は買わなかったが、試しにコロッケを買ってみた。
なるほど、雨の日の行列が納得できる味である。
全国の肉屋さんからいろんなコロッケを取り寄せてはみたが
この店のコロッケが断トツにうまい!
独自の価値・・・
コロッケ1個で牛肉が売れるとは
たまには道にも迷ってみるものだ。
2008年08月11日(月)更新
牛を育てる重さ
BSE騒動以前は生産農家さんがメディアに取り上げられることは
業界誌以外ではめずらしいことでした。
ところが、最近では環境への取り組みや安全面への取り組みなど
近江牛の生産農家さんがメディアに取り上げられることが多くなりました。
弊社のホームページから問い合わせいただくことも多く、少しでも貢献できてる
のかと思うとうれしい限りです。
一般の方や食関連の方々から牧場を見学したいと
問い合わせいただくことも多くなりました。
いろんな形で近江牛に興味をもっていただくことは
ほんとにありがたいことです。
さて、たまにですが、ものすごい勘違いをされている方がおられまして
牧場を見学したいのですがソフトクリームとかも売ってますか?
と、ビックリするような問い合わせをいただくことがあります。
観光牧場と勘違いをされているのでしょうね。
生産農家さんの毎日は、牛にエサをやっているだけではなく
それはそれは忙しく、時間もあってないようなものです。
牛舎は毎日「命のやりとり」をしている現場なのです。
私宛にきた牧場見学の問い合わせに関しては
目的をお聞きしてお連れするか判断しています。
興味本位だけの方はお断りしています。
なぜかと言うと、興味本位の方は必ずといっていいほど
> かわいい目をしていますね。
> でも、食べられちゃうんですよね、かわいそう。
などと無神経なことを平気で口にします。
生産農家さんにとってはいちばん辛い質問です。
生産農家さんは、ほとんどの場合が家族総出で牛飼いをしています。
小学生の女の子も、中学生の男の子も、おじいちゃんもおばあちゃんも
全員で朝早くからエサをやり、病気だといえば徹夜で看病します。
それでも年に数頭は死なせてしまうことがあります。
でも、悲しんでいる暇はありません。
他の牛たちが同じ目にあわないよう原因を追及して今後の育成にいかします。
本当は悲しいし辛いんです。
でもそんな姿を牛に察知されないように普段通りに振舞うんです。
牛は何事もなく育っても30ヶ月前後で屠畜されます。
冒頭でも書きましたが、生産農家さんは絶えず命のやりとりをしているのです。
牛飼いというのはそういう仕事なのです。
一歩外へ出れば、焼肉店やファミレス、コンビニなど
日本全国どこへ行っても牛肉が食べられます。
その裏ではこのように生産農家さんは「命のやりとり」をしているのです。
私も仕事とはいえ毎日のように肉を口にします。
だからといって生産農家さんの代わりはできません。
私だけじゃなく、みなさんも同じです。
生産農家さんは“私たち”の代わりをしてくれてるのです。
だから、かわいそう、などと言ってはいけないのです。
私たちの代わりをしてくれている生産農家さんに
> かわいそうですね。
などと言うこと自体が失礼なことなのです。
年が明ければ4月から新入社員が入社してきます。
吹けば飛ぶような小さな会社ですが、ようやく大卒を採用できるように
なりました。
最初の仕事は牛の世話からはじまります。
そこで命の尊さを学びます。
近江牛を販売しているのはもちろん当社だけではなく
県内はおろか県外でもたくさんのお店があります。
当社の取り組みは、「仕入れて販売する」というだけではなく
生産現場から精肉になるまでを見続けることが使命であり
それが「サカエヤの近江牛」というブランドなのです。
牧場でおこる日常を生産農家さん自身がブログで綴っています。
たまにアホなことも書いていますがご愛嬌ということで
生産農家さんを身近に感じていただければ幸いです。
近江牛が“うまい”のではなく、下記生産者がつくった近江牛を販売している
『サカエヤの牛肉』がうまいのです。
これが弊社の“こだわり”であり“自信”なのです。
●木下牧場
●後藤牧場
●藤井牧場
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