近江牛.com (株)サカエヤ 新保吉伸の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
「食」を通して「美味しさ」とともに贅沢な時間と楽しさ、笑顔の「食卓」を提案します。
2011年05月04日(水)更新
FANアワード受賞記念はトーク&食事会で赤身肉を堪能した
4月23日に「きたやま南山」において開催された、
トーク&食事会の様子が食肉通信という業界紙に掲載された。
相変わらずヘタなしゃべりにお付き合いいただきまして
当日ご参加されたみなさまには、改めて感謝申し上げます。
さて、当日の食事会で出された木下牧場の近江牛が
とにかくうまかった。
写真はモモ肉だが、一頭仕入れをしている以上、
モモであろうがスネであろうが使わなければいけない。
モモ肉は、ユッケやサシミに適しているが
サイコロ状にカットして焼くと、赤身本来の旨さが堪能できる。
ものすごく柔らかいということはないが、
それなりの歯ごたえを楽しむのも焼肉の醍醐味である。
とろけるような肉は、たくさん食べられないので
ゆっくりじっくり語らいながらの焼肉は赤身肉に限る。
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2011年05月03日(火)更新
フラワーギフトHanaimoで三方よしのサービスを実感
明日が開店だというのに、忙しさにかまけてお祝いの花を注文するのを忘れていた。
こういうときにネットは便利だ。
しかし、検索しまくって花屋さんを探したが、
気にいった花が見つからない。
花屋さんのサイトはどこも分かりやすく丁寧に作りこまれているのだが
いざ買おうと思ったら見つけられないことが多かった。
胡蝶蘭は今日の明日では間に合わないから
それ以外で探すしかない。
そしてたどりついたのが、
フラワーギフトHanaimoというサイトだ。
おまかせのアレンジだったので、
どのような花を送っていただいたのか気にはなっていたのだが
オープンしてから店に行けていないので花も見ていない。
オーナーさんからお礼を言われたので
花が届いているのは間違いないのだが
意外とどんな花を送ってくれたのか気になるものだ。
そして本日、フラワーギフトHanaimoさんから
画像メールが届いた。
こういうサービスはありがたい。
画像をみると、開店祝いにお花を送ったという実感がわいてくる。
近所の花屋さんで買ってもいいのだが、
いままでなんか虚しかった。
店頭で注文して代金を支払ってハイお終い、という感じで
なんかリアリティがないというか、お祝いしたという実感がなかった。
いかにも義理でやってるような感じさえあった。
Hanaimoさんのこういったサービスの積み重ねが安心を生み、
そして信頼を築きあげていくのだと思う。
当店の肉の場合も全く同じだ。
業者任せで仕入れるのではなく、自分の目で見てカットして
そして納得のいくものだけをお届けする。
それの繰り返しが安心であり、安全であり、しいては信頼に結び付くのだと思う。
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2011年05月02日(月)更新
近江弁当 今秋販売決定!
3月12日の「みなくさまつり」で発売予定だった「近江弁当」だが、
地震の影響で中止となり、販売が頓挫した状態だった。
近江弁当は、滋賀の素材だけを集めて作った弁当で
立命館大学の学生たちと半年かけて作ってきたので非常に感慨深い。
販売先がなくなった弁当はお蔵入りかと思ったのだが
なんと今秋に販売できることになった。
しかも大手がはんばいしてくれるとのこと、
県内いたるところで購入できる予定です。
さて、左上の赤いもの、これはこんにゃくで
以前、テレビ番組(秘密のケンミンSHOWだったと思うが)で紹介されて
えぇーっ、なにこれ?!
と気味悪がられていたのを覚えている。
この赤こんにゃくは、織田信長にゆかりがあり、
派手好きの信長が、こんにゃくまで赤く染めさせたといわれている。
当店のレトルトシリーズの牛丼にも使っているのだが
さすがに、製造現場で赤こんにゃくの大群をみたときは身震いした。
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2011年05月01日(日)更新
牛肉サミット出店者募集は5月15日まで
牛肉サミットのPRをする実行委員会の村上肇氏、力説です!
8月20日、21日に大津市において第一回牛肉サミットが開催されます。
入場者数は、両日で2万人を見込んでおり、
全国から選りすぐりの牛肉料理を味わいことができます。
県内から5店舗、県外から15店舗の計20店舗で競い合い
優勝者には賞金100万円が進呈されます。
ブランド牛に拘らず、牛肉を使った料理なら
どなたでも出店OKです。
5月15日まで出店者を募っておりますので
ご興味のある方は、下記までお問い合わせください。
【お問い合わせ先 牛肉サミット2011実行委員会】
TEL:077-533-5241
FAX:077-534-8708
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2011年04月30日(土)更新
なぜ流行っているのか
鮎を出されると、必ずびわ湖の鮎ですか、と聞いてしまう。
なんかそれだけでテンションがあがってしまうのは郷土愛だろうか。
さて、大阪のとある和食屋さんに行ってきたのだが
なんと今年はすでに予約で埋まっているとのこと。
まだ半年以上もあるというのに。
この店はミシュランにも掲載されていて
予約がとれない超繁盛店だという。
隣に座っていた家族連れは常連さんのようだったが
次の予約をとろうとして断られていた。
しかし、私にはがんばって予約をとるほど価値があるものとは
とうてい思えなかった。
では、なぜこれほどまでに流行っているのか。
・席数が9席程度しかないから。
・CPが良い
・料理がうまい
・ご主人との会話が楽しい
・立地が良い
・・・などなど
すべて正解だと思うのだが、この店よりもっとうまい料理を出す店はあるし
CPが優れた店もあるだろう。
しかし、予約がとれないということはない。
ご主人に、なんでそんなに流行ってるんですか?
と聞いたら「わしが教えてほしいわ」と返された。
結局は、店の方もなんで流行ってるのか分からないのだと思う。
もしかすれば「正解」はないのかも知れない。
駅前の好立地でも繁盛していない店もあるし、素材にこだわっている店でも
まったく流行っていない店もある。
仮に、流行っている店と同じような条件で出店しても
間違いなく流行るかといえば、それこそやってみないとわからない。
私がたまに行く店なんか、めちゃくちゃうまいのに
流行ってなかったりする。
結局、商売に正解などなく、味や接客、居心地、空間なども含めて
すべての要素が混ざり合って繁盛しているのだと思う。
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2011年04月28日(木)更新
商品写真はいつも悩ましい
大手企業から当店の牛肉を使ってイベントをやりたいとの申し出をいただくことがある。
なにかの景品とかプレゼント企画も同様なのだが、
必ず要望されるのが、商品の画像だ。
説明文はホームページから抜き出す場合が大半なのだが
画像は解像度の高いものを求められる。
手持ちがない場合は、撮りなおすことになるのだが、
竹皮に乗せて撮った写真だとNGになることがある。
写真のようにお皿に盛った状態で、見栄えのするものを要求される。
つまりは、豪華にみえる写真を希望されるのである。
チラシやカタログにしたときのインパクは大きいほうがいいと思うのだが
私としてはお届けする実際の荷姿そのままで掲載していただきたいというのが本音のところだ。
写真と実際の商品が違いすぎるとクレームになりかねないし
なによりも、不信感を与える恐れがある。
牛肉の場合は、サシの入り方1つでクレームになることがある。
写真の肉と実際にお送りする肉は異なって当り前なのだが
お客さんからすれば、写真を見て購入される方が多いので
サイトの写真はワンランク落とした肉を載せるのも手ではある。
でも、せっかくキレイに撮れた写真は使いたい。
顧客満足度を考えると悩ましい問題ではある。
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2011年04月27日(水)更新
経産牛はもっと見直されるべきだ
どっちもうまいけど、こっちのほうが好みかな。
霜降り肉と赤身肉を食べ比べた友人の感想だ。
こっちとは赤身肉のほうだ。
しかも赤身肉は、経産牛なので霜降り信仰が根強い業界人が聞いたら
味音痴などと罵られるかも知れない。
ちなみに、経産牛とは、数回の出産を終えた牛で、肉質が硬く、風味、
食感ともに落ちるため、精肉として商品化されることはほとんどなく、
大半は加工用原材料として用いられている牛肉のことである。
従来は、枝肉としての市場出荷価格はかなり安価での取引のため
加工品(カレーやハンバーグ)に使われることが多い。
しかし、ここ最近、経産牛の旨さが再認識され始めている。
確かに硬いが、カッティングや調理方法によっては
柔らかくもなるし、なんといっても風味、味わいが格別なのである。
サシが多いとろける肉よりも、若干の歯ごたえを感じつつ
ジュワ~と肉汁があふれる肉らしい肉のほうが通にはうけている。
とはいっても、頻繁に出回らないので商品化はむつかしい。
真においしいものほど大量生産できないものである。
それを可能にするには、生産流通においてなんらかの変更が必要なのだ。
もちろん、それは犯罪行為になるのでやってはいけないことなのだが・・・
数年前から、地域の特産品や地域ブランドに注目があつまり、
NBよりPBが人気だ。
特に「地産地消」「地場」と呼ばれているものにメディアも注目したりする。
地域の特産品の人気の秘密は、
希少価値、手造り、手間がかかっている、原料がその地域でしかとれない、
こんなところだろうか。
しかしながら、地域の特産品の難点はNBのように大量生産ができない。
ひっそりやっていればいいものの、ひょんなことでテレビや雑誌で取り上げられると
大変な目にあう。
つまりは、予想以上に売れすぎるのだ。
そこへ量販店が目をつける
そして小売店やスーパーでも扱いたいと問い合わせがくる。
そして取引がはじまってしまうとさらに大変なことになる。
大量販売のシステムに乗ってしまうと
限られた原料の場合、次第に製品が不足しだして
何らかの増量行為や生産方法の変更(大量生産型)が行われるようになる。
そこに利益があればなおさらで、利益が上がれば上がるほどやめられない。
結果どうなるのかというと、原料生産以上の商品が市場マーケットに並ぶということになる。
「地域ブランド」というのは原料生産から加工、販売まで、地域に徹してこそのブランドであり、
それでこそ価値のあるものということが当たり前になってほしいものです。
現在は、「販売量にあわせた生産システム」という考え方がマーケットを支配している。
しかも、一度販売が始まれば、売り場で「欠品」は許されない。
生産量に合わせた販売量が本来あるべき姿なのだが、それでは大きな商いが成立しないということだろう。
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2011年04月25日(月)更新
スペイン産の生ハム原木買っちゃいました!
牛肉は毎日のように食べるが、ハムを食べることはほとんどない。
たまに、レストランなんかでワインと一緒に頼むぐらいだ。
ワインバーやイタリアンレストランに行くと
必ずといっていいほど生ハムの原木をみかける。
シェフの方が切ってくれるのだが
それを固唾を飲んで見守る客を見るのが結構好きだったりする。
プロシュートのカッティングを見ていると、
いつも思うことは、こんなのが自宅にあったら・・・
先週のこと、あるサイトを見ていたら
なんと、生ハムの原木が格安で販売しているではないか。
あまりにも安いので思わず買ってしまった。
数日前に届いたのだが、テーブルに置くと結構な存在感だ。
そして、思いのほか世話がかかる。
会社で肉を切り、自宅でハムを切り、
メリハリのない生活になっていきそうだが、
いつでも生ハムが食べられるのはうれしいことだ。
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2011年04月24日(日)更新
ソムリエから学ぶプロ意識
ワインは必ずソムリエのいる店で 購入するようにしている。
理由は簡単で、1つ質問すれば2つも3つも返答してくれ
しかも、知識が豊富なので話していても楽しく勉強にもなる。
もちろん、ソムリエにより好みは異なるのだが、
それはそれでおもしろい。
なかには、なんで試験受かったんやろ?
と首を傾げたくなるようなソムリエもいるが、
たまたま私が来店したその日は調子が悪かったのだろう(笑)
ところで、ソムリエの接客を受けると、いつも思うことなのだが、
プロ意識の高さに驚く。
買う気がなかっても、ついつい買いたくなってしまう。
接客術というより、この人は本当にワインが好きなんやなと
その心意気に惚れ惚れすることさえある。
ある百貨店のワイン売り場に行ったときのこと。
接客が終わるたびに、手帳を取り出しなにやらメモをしている
ソムリエを発見。
しばらく様子をみていたのだが、常にこの行動を繰り返していた。
きっと、質問された内容や自分が答えたことをメモしているのだと思うが
こういう人からワインを買いたいと思う。
手が空いた頃を見計らって、いろいろと質問してみた。
恐ろしいほど詳しく、ズボンの後ろポケットには先ほどの手帳がチラッと見える。
かなり使い込んでいるのかボロボロになっていた。
さて、先週のことだが、社内でこんなことをやってみた。
40代の女性にプレゼントするワインを買ってきてほしい。
赤ワインで予算は5,000円まで。
それぞれが、ネットで調べて買ってきたのだが
驚いたことに全員が同じ店で買ってきたのである。
しかも滋賀ではなく、わざわざ京都まで出かけて。
もちろん、相談したわけでもなく、偶然その店に行きついたそうだが
性別も性格もバラバラな社員が同じ店で買ってきたとは少し驚いた。
買ってきたワインで、各々15分程度の経緯から購入動機などを
プレゼンしてもらい私が評価することにした。
今週あたり、実際に知り合いの40歳の女性数名に試飲してもらい
私の評価と合わせて総合評価とする。
ワインの銘柄でどのような質問をしたのか
だいたい分かるのだが、社員の性格もでていて、なかなかおもしろい。
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2011年04月23日(土)更新
近江牛と地元野菜 ダイニングMoo(モー)
一頭仕入れを謳い文句に看板を掲げている肉料理の店がある。
しかし、ほんまかいな、と疑いたくなるような店も存在する。
それは、メニュー構成や商品をみれば分かってしまう。
一頭仕入れて、使えない部位は問屋に引き取ってもらうというやり方もある。
たしかに一頭仕入れではあるが、グレーな気がする。
さて、20席ほどの小さな店で、近江牛を一頭使った料理をだしたいということで
知人が訪ねてきたのが1年ほど前のこと。
いきなり一頭は荷が重すぎる気がしたが、1年かけて取り組んだかいあって
本日、4月23日にオープンする運びとなりました。
料理人は、当分の間、毎朝、当店で社員と一緒に肉の勉強をすることになり
私もしばらくは夜更かし禁止になりそうだ。
近江牛と地元野菜 ダイニング Moo
滋賀県大津市浜町9-28
077-522-5080
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