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2008年06月28日(土)更新

南山の近江牛弁当

JR京都駅の西改札口前に駅ナカのスポットとして
注目をあつめているのが「スバコ・ジェイアール京都伊勢丹」

ここで販売されている「近江牛弁当」
たかが1個の弁当ですが、昨今の“偽装問題”とは別世界の取り組み
そして“こだわり”と“想い”を舌感していただきたいです。

さて、使用されている牛肉ですが、
食べてもらえば分かりますが、じつに嫌みのない「肉の味」がします。
ご年配の肉好きさんは、「そういえばむかし食べた肉はこんな味がしてたなぁ」
なんてノスタルジックな気持ちになり、しばし郷愁にふけることでしょう。

ただし、いつ行っても買えるという代物ではございません。
なぜなら1日わずかな数食しか販売していないからです。
(確か10食だったような)
お値段は1食1,260円

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近江牛ならなんでも良いという訳にはいきません。
たった1,260円の弁当ですが手に取ればその理由がわかります。
生産農家さんの想いと南山の想いがいっぱい詰まっています。
1個の弁当に牛の血統書まで付いているから驚きです。



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見た目は派手さもなくごくごく普通です。
いつもより多く噛んで牛肉本来の“味”をお楽しみいただきたい。



スバコ・ジェイアール京都伊勢丹で近江牛弁当をみかけたら
ぜひお買い求めください。


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こちらも近江牛弁当同様で数量限定の短角牛弁当


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近江牛弁当と食べ比べるのも楽しい。
肉質はやや歯ごたえを感じるもガシガシ噛めば噛むほど旨さが増します。

2008年06月26日(木)更新

後藤昌幸氏から学ぶ

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昨日は休みだったが実店舗の店長と(株)ゴトウ経営の後藤正幸氏の
お話を拝聴した。

後藤氏は誰も再建できなかった赤字会社を1年で黒字会社に再建させた
カリスマ経営者。

27歳で父親が創業した滋賀ダイハツ販売に入社し32歳で社長に就任。
このときの借金が6億。それを4年で返済し、その後は37年連続県内
トップシェアを維持。

その手腕を見込まれ、というか自らが志願して赤字体質でどうにもならない
兵庫ダイハツ販売の社長に就任。5年目で5億の会社に大変身させて
ふたたび滋賀ダイハツに戻り会長に就任。

在庫はクズ

売掛はカス

手形は紙キレ

文字にすると乱暴な感じがするが後藤氏の言葉からは
靴をすり減らしながら現場を歩いてきた者だけが知りえる凄味があり
魂を揺さぶられる。

Y氏がメンターと仰ぎ、カバン持ちまでして人生そのものを学ぼうとする
その理由がよーく分かった。

脳にたくさんの刺激をいただいた。

ごちそうさまでした。

2008年06月24日(火)更新

KEZAKO(ケザコ)

10数年前、料理の鉄人にも度々登場していたフィリップ・オブロン。
幾度となくオブロンの店に行ったが料理はもちろんだがソースが絶妙だった。
「ソースの魔術師」とも呼ばれていたが、いまは離日しているそうだ。

そのフィリップ・オブロンのスーシェフだったステファン・パンテル氏のお店
KEZAKO(ケザコ)へ出かけてきた。

場所は、祇園花見小路を抜けて、少しわかりにくいところに位置するが
連日予約客で賑わっている。


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こんな感じで料理1つ1つを時間をかけて説明するステファン・パンテル氏。
野菜は自らが大原の市場へ仕入れに行くほどのこだわりよう。
料理名を言うだけではなく、こだわりも説明するため長いと5分ぐらいかかる。
記憶力が低下気味のボクには料理名がまったく覚わらない。
よってほとんど写真だけの紹介です^^;



それではディナーのスタートです。



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さて、期待の1皿目だが上品な味についついビールを一気飲み。


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フォアグラのコンフィの奈良漬け巻きに南国のフルーツソース。
フォアグラのコンフィに奈良漬けを巻き熟成させている。
これはスゴイとしか言いようがない。はじめての食感だが絶品!


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ちょっとボケてますなぁ

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スープの宝石箱やぁ~(古っ)

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どの料理も素材をいかしたソースが絶品である。
器、盛り付けもすばらしく目でも楽しませてくれる。


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メインは牛肉ではなく豚肉だった。
滋賀の「たねや」の名物バームクーヘンを食べて育った蔵尾ポークのロース。
味は申し分なかったが、ちょっと物足りなかった。
これは仕方のないところだが、例えメインがフィレやロースの牛肉でも
それを専門としているボクにとってはこの部分だけどうしても
仕事意識が働いてしまう。


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ここでチーズの登場。


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お待ちかねのデザート。
ワインや味噌などが入っているとのことで複雑な味なのかと思ったが
これが大人の味というかものすごくおいしい。


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アップで見るとこんな感じ。


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はい、もう1枚

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最後はコーヒーでおしまい。
いやぁ~、おいしかった~♪


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ちょっと飲み過ぎたようです。
腹がでてますがこれは食べ過ぎたからです(^^)


<店データ>
■「KEZAKO(ケザコ)」
所在地:京都市東山区祇園町南側570-261
TEL:075-533-6801(要予約)
定休日:水曜休(祝日の場合は営業)

2008年06月21日(土)更新

パティスリー kitagawa

弊社のお隣はケーキ屋さん
道路を挟んで向かいもケーキ屋さん
少し歩けばイタリアンやフレンチのお店がいったい何軒あるだろうか。
そもそもこの環境で痩せろというほうが無理だ(^^;

最近は外で修行を積んで生まれ故郷で店を出す人が増えている。
パティスリー kitagawaのシェフもその1人である。

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あ~ぁ、おいしかった。
4個完食でちょっと後悔(^^;

怖くてしばらく体重計に乗っていないが今日あたり・・・

2008年06月20日(金)更新

間違ったこだわり方

数年前からSA(サービスエリア)の改革がはじまり
県内のSAも以前に比べるとかなり様変わりした様子が伺えます。

全国どこへ行ってもSAのレストランでは必ずといっていいほど
その地の名産にお目にかかれる。

先日、県内の某SAでのこと。
お昼時ということもありほぼ満席状態。
高速のSAということもありお客さんはほぼ他県の方だと思われる。

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近江牛カレー

お客さんのほとんどが頼んでいた「近江牛カレー」
ちなみに上に乗っかってるのはトンカツである。

確かに牛肉らしきものは入ってはいるが
お世辞にも「おいしい」とは言い難い。
ボクの口には合わないだけかも知れないが。

せっかく滋賀に来たのだからと「近江牛」と冠のついた料理を頼む確立は
かなり高いと思われる。

店側も「近江牛」という売りが差別化につながり、その地の名産を販売することで
売上げが上がるであろうという目論みもあるだろう。

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近江牛100%ハンバーグ

こちらは近江牛のハンバーグだがファーストフードMのほうが
ボクの口には合うようだ。

せっかく滋賀に来たのだから近江牛を・・・

そう思って至極当然であり、ボクが三重に行ったら松阪牛のメニューを
頼むであろうし、神戸へ行ったら神戸牛のメニューを頼む確率は高い。

こういったブランド和牛は、ご存知のように仕入れ価格が高い。
店側も使いたいけれど仕入れ価格と販売価格のバランスが悪すぎるので
なかなか商品まで持って行けないのが現状かと思われる。

SAのランチでカレーが2,000円とか3,000円では商売として成り立たない。

1,000円前後で提供するには何かを抑えなければ無理な話であって
その結果、味や品質を落とすことになれば意味がない。

そこまでして「近江牛」を使う意味合いがあるのだろうか。
それよりも普通の牛肉で「おいしい」料理を提供することが
お客さんの目線でもあるし、企業としても長生きできる最善だと思う。

「地域ブランド」というのは原料生産から加工、販売まで、地域に徹してこその
ブランドであり、それでこそ価値のあるものです。

その価値をもっと大切に扱ってほしいしもっと愛情を持って販売してほしい。

生産者からいくつもの手を介するごとに不透明になっていく商流にも
問題があるように思うのだが。
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祇園 よねむら
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祇園 ささ木
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洋彩waraku