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「食」を通して「美味しさ」とともに贅沢な時間と楽しさ、笑顔の「食卓」を提案します。
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2011年09月08日(木)更新
熟成肉は10月末より販売開始!
温度0度、湿度90%で40日ジャストで仕上げてみた。
写真は10日目の状態だが、ここから日増しにカビがビッシリと断面を覆っていく。
40日目を目安に仕上げていく。
先日の記事にも書いたが、1年かかってようやく納得のいく
熟成肉が仕上がった。
フライパンで焼いただけだが
あまりにもうまかったので数名の友人に勝手に送りつけてみた。
熟成肉は、すき焼きやしゃぶしゃぶには不向きだと思うので
料理法としてはステーキか焼肉しかない。
もう1つ、牛サシで食べてもおいしい。
生食自粛で商売としては提供はできないのが残念だが
口の中でブワッと熟成香が広がり、いつまでも余韻にひたれる、
なんと表現していいのか、気のきいた言葉がみつからない。
さて、気になるのは焼肉屋さんで実際に焼いたときに
熟成香がキッチリ確認できるかどうかだ。
以前こんなことがあった。
韓国で飲んだ眞露がすごくおいしかったので
数本買い込んで日本に持ち帰った。
しかし、韓国で飲んだそれとはまったく別物で
どこかですり替えられたのかと思うほどだった。
環境や気候風土からくるものなのか、よくわからないが
熟成肉も家ではおいしかったがいざ、焼肉屋さんで焼くとおいしくなかったりして・・・
なんて思ってしまったりする。
そんなことを悶々と考えていたら、きたやま南山の楠本さんから電話がかかってきた。
これはラッキーとばかりに、熟成肉を車に積んで京都へ走った。
楠本さんと食通の2名を加えての緊急試食会がはじまったわけだが
料理長の江口さんには1.5㎝の幅でカットをお願いした。
期待に胸膨らませて弱火でそーっと鉄板に乗せて焼いてみた。
匂いは前日より強くなっていたので旨さも2倍か、などと思いながら焼きあげた肉を口に入れる。
どうしたことか、まったく普通だ。
予定していたドヤ顔は公開できず冷やさせタラリだ。
ならばと楠本さんがホイル焼きにしようと気を利かせてくれたが
少しマシになった程度で結果は同じだった。
もしやと思い、今度は塩コショウをせずに江口さんにカットしてもらった。
同じように弱火で焼いてみた。
今度は焼きあげた肉に少しだけ塩をつけて食べてみることにした。
みんなの目がまんまるになった。
いままで食べたことがない味に驚きのあまり
一瞬空気が止まったかのように感じた。
食通な方々も、いつまでも口の中が香りに支配された状態で
次の肉に箸がすすまない。
つまりは、満足感が半端じゃないということだ。
一同、しばし呆然・・・
熟成肉は10月末より本格的に販売を予定しています。
飲食店の方で熟成肉にご興味のある方は、
お気軽にお問い合わせください。
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