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「食」を通して「美味しさ」とともに贅沢な時間と楽しさ、笑顔の「食卓」を提案します。
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2011年07月07日(木)更新
レバ刺しの外食提供について思うこと
左上からセンマイ、レバー、みすじ、イチボ、タンの生食オールスターズだ。
2日ほど前に食べたばかりだが、
カウンターだけの狭い店内に溢れんばかりの人で大繁盛していた。
この店は看板もなく、知る人ぞ知るといった焼肉店で
その日も扉を開けると我々3名の席を残してすべて埋まっていた。
まずはビールで乾杯。
夏のお決まりだ!
メニューはあるが、あえて頼まなくても生モノから順次でてくる。
目の前で肉がカットされる様子を見ながらビールをグビグビ気がつけば2杯目だ。
ユッケに続きレバーまで生で出せなくなったら大変なことになる。
いったいどうなるんでしょうね。
ひととおり食べ終わった後に店主がきりだした。
話の内容から肉の関係者だと察知した他の客が聞き耳をたてるかのように
店内はシーンと静まり返る。
肉が焼かれる音だけがジュージューと響き渡る。
翌日、
牛レバーについて、厚労省は19年に「生食用としての提供はなるべく控えること」と通知していたが、
今回の通知では「なるべく」という言葉を外し、提供自粛を強く求める。
というニュースが流れた。
そういえば先日も生レバーのことを書いたばかりだった(→クリック)
肉に精通したプロは、レバーにしろユッケにしろ
見ただけである程度の鮮度は見抜けるが、一般の消費者には無理な話だ。
だから、あそこの店はいいとかあそこはダメといった線引きができないし
それをやったら問題になる。
新鮮なレバーがそんなにたくさん出回っているとも考えられないし、
チェーン店の焼肉屋は、社員1名であとはアルバイトというケースも少なくない。
アルバイト中心でシフトを組んでいる店もあるぐらいだ。
長く勤務しているアルバイトでも肉の扱いは素人同然で
マニュアル通りにやらされているだけなのだ。
言いかえれば、それがチェーン店ということなのだが
安さばかりを追い求めると必ず問題が起こる。
安くて良いものなんてあるはずがない。
あったとしてもそんなのは長続きしない。
ともあれ調理場での衛生管理は当たり前として
流通経路をもっと明確にさせるように義務付けることも必要かと思う。
精肉店には農水省が定期的に訪問して
個体識別番号の表示や原産国表示の指導を行っているが
飲食店は無法状態だ。
業者から安く買い叩いている飲食店なんかは
自分ところで扱っている肉がいったいどこの国のものなのかさえ知らない場合がある。
産地表示もしっかり義務化してほしいものだ。
数年前に確かそのような義務化の話があったように記憶しているのだが。
話を戻すが、現状ではナマモノの提供は自粛となっているが
新たな衛生基準についての議論次第では、法的に禁止されることもありうるとのこと。
こういった議論の場をクローズにするのではなく、
畜産業界や焼肉協会の関係者も参加し、意見を吸い取ったうえで検討していただきたいとを願う。
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