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「食」を通して「美味しさ」とともに贅沢な時間と楽しさ、笑顔の「食卓」を提案します。
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2011年06月11日(土)更新
7月22日(金)近江牛「木下牧場」見学会&獣医師 松本大策先生の公開勉強会
銘柄牛(ブランド牛)といえば、まず浮かぶのは松阪牛、次いで神戸牛ではないだろうか。
外国人に聞けば、KOBEBEEFになるかな。
もちろん近江牛も滋賀が誇る銘柄牛なのだが、
取り組みや宣伝が下手なこともあり、松阪、神戸に後れをとってることは否めない。
あまり知られていないが、近江牛は約400年の歴史があり
じつは、日本最古の銘柄牛なのだ。
ところで、日本の銘柄牛はどれぐらい存在していると思われるだろうか?
じつは、200を超えると言われているが、
実際にはそれどころの数ではないと思う。
46都道府県全てにご当地ブランド牛が存在している。
え?東京には銘柄牛はないでしょう?!
畜産関係者なら、そう思うだろう。
ところが、東京にも秋川牛と東京黒毛和牛というも銘柄牛があるらしい。
銘柄牛を支えるには、生産者の努力はもちろんのこと
販売ルートの確保から年間出荷計画まで、たいへんな労力が必要となる。
ところで、何度も同じようなことを書いているのでご存じの方もいるかも知れませんが、
近江牛の生産者は、肥育農家と繁殖・肥育一貫農家の2通りがある。
肥育農家は、南九州などから子牛を買い付けて、滋賀で約20ヶ月育てて
食肉市場へ出荷するという流れだ。
例えば宮崎の市場で買い付けた子牛を滋賀で育てて出荷した場合、
生産履歴を見れば明らかなのだが、宮崎生まれの滋賀育ちということになる。
10年ほど前から、通販の商品には検査書や子牛登記、
生産履歴のコピーを同梱しているので
近江牛買ったのに宮崎て書いてますが・・・
といったような問い合わせが何度かあった。
昨年の口蹄疫関連で、このあたりは散々報道されてきたので、
一般の方も十分ご承知だと思うが、優秀な血統の子牛を買い付けて近江牛や松阪牛に
仕上げることも、銘柄牛継続のために必要なことなのです。
一方、繁殖・肥育農家は、雌牛を持ち、優秀な種雄牛の精液を購入して人工授精し、
産まれた子牛を28~32ヶ月育てて食肉市場へ出荷するという流れだ。
つまりは、滋賀県生まれの滋賀県育ち、純粋な近江牛ということになる。
近江牛認定書には「滋賀県生まれ」とハンコが押されている。
さて、近江牛も松阪牛も神戸牛も元をただせば、血筋は同じ但馬牛です。
ただ、元は同じでも育てる環境によって、その土地なりの牛に育っていくのは
人間とよく似たところがあります。
先にも少し触れたが、現在は但馬系だけではなく、南九州あたりからの子牛の導入が盛んだ。
これらの背景には、昭和40年代に家畜商に代わって、農協が農家(生産者)に代わりに
素牛の買い付けを行うようになったからである。
農家は、肥料や野菜の種苗を個人の卸商からではなく、農協を通じて購入するのだが
牛に関しても同じようになっていたのだ。
ちょっと話がそれるが、牛は増体系と脂質・肉質系の2通りに分かれる。
増体系というのは、体重の増加量で、大きく育つ牛のことをいう。
九州系は比較的大きくなりやすいのだが、
最近では、枝肉重量が600kgというものもたまに見かける。
個人的には、近江牛は枝肉重量が500kgも必要ないと思っている。
とは言っても、子牛相場が高くなり、飼料が値上がりすれば
必然と牛を大きくしたくなるのは分からなくもない。
しかし、私の考えは牛肉は食べて評価されるものであり、
A5であれ、BMS12であれ、おいしくなければブランド価値を下げることになりかねない。
そのあたり、消費者はシビアだ。
話を元に戻そう。
現在、私の知ってる限りでは、
県内で繁殖・肥育一貫で牛飼いをしている農家が32戸ある。
全員が参加しているのかは定かではないが、
「おうみ和牛繁殖協議会」なる組織がある。
そのなかに女性部があり、20人ほどのお母ちゃんが
それはそれは熱心に勉強会をやったり、積極的に外にでて学んだりと活発だ。
農家のおかあちゃんたちが、これほど熱心に活動するのは
全国的にみても珍しいらしい。
そんな、お母ちゃんたちの憧れは、スマップでも嵐でも福山雅治でもない。
もちろん私でもない(あたりまえか)
獣医師の松本大策先生だ。
超多忙な松本先生が、お母ちゃんたちの念願叶って
木下牧場へやってくるというのだ。
目的は、お母ちゃんたちの勉強会で講師を務めるためなのだが
なんと、公開勉強会にして一般の方にも参加してもらおうということになった。
男性はもちろんのこと、特に女性のみなさんに参加していただきたい、
すばらしいイベントです。
勉強会のあとは、牧場バーベキューで楽しんでいただきます。
もちろん私も参加して、みなさまのお肉を焼かせていただきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆近江牛の販売【近江牛ドットコム】
◆ホルモンの販売【ホルモンドットコム】
◆近江牛業務用卸
◆業務用焼肉のたれ
外国人に聞けば、KOBEBEEFになるかな。
もちろん近江牛も滋賀が誇る銘柄牛なのだが、
取り組みや宣伝が下手なこともあり、松阪、神戸に後れをとってることは否めない。
あまり知られていないが、近江牛は約400年の歴史があり
じつは、日本最古の銘柄牛なのだ。
ところで、日本の銘柄牛はどれぐらい存在していると思われるだろうか?
じつは、200を超えると言われているが、
実際にはそれどころの数ではないと思う。
46都道府県全てにご当地ブランド牛が存在している。
え?東京には銘柄牛はないでしょう?!
畜産関係者なら、そう思うだろう。
ところが、東京にも秋川牛と東京黒毛和牛というも銘柄牛があるらしい。
銘柄牛を支えるには、生産者の努力はもちろんのこと
販売ルートの確保から年間出荷計画まで、たいへんな労力が必要となる。
ところで、何度も同じようなことを書いているのでご存じの方もいるかも知れませんが、
近江牛の生産者は、肥育農家と繁殖・肥育一貫農家の2通りがある。
肥育農家は、南九州などから子牛を買い付けて、滋賀で約20ヶ月育てて
食肉市場へ出荷するという流れだ。
例えば宮崎の市場で買い付けた子牛を滋賀で育てて出荷した場合、
生産履歴を見れば明らかなのだが、宮崎生まれの滋賀育ちということになる。
10年ほど前から、通販の商品には検査書や子牛登記、
生産履歴のコピーを同梱しているので
近江牛買ったのに宮崎て書いてますが・・・
といったような問い合わせが何度かあった。
昨年の口蹄疫関連で、このあたりは散々報道されてきたので、
一般の方も十分ご承知だと思うが、優秀な血統の子牛を買い付けて近江牛や松阪牛に
仕上げることも、銘柄牛継続のために必要なことなのです。
一方、繁殖・肥育農家は、雌牛を持ち、優秀な種雄牛の精液を購入して人工授精し、
産まれた子牛を28~32ヶ月育てて食肉市場へ出荷するという流れだ。
つまりは、滋賀県生まれの滋賀県育ち、純粋な近江牛ということになる。
近江牛認定書には「滋賀県生まれ」とハンコが押されている。
さて、近江牛も松阪牛も神戸牛も元をただせば、血筋は同じ但馬牛です。
ただ、元は同じでも育てる環境によって、その土地なりの牛に育っていくのは
人間とよく似たところがあります。
先にも少し触れたが、現在は但馬系だけではなく、南九州あたりからの子牛の導入が盛んだ。
これらの背景には、昭和40年代に家畜商に代わって、農協が農家(生産者)に代わりに
素牛の買い付けを行うようになったからである。
農家は、肥料や野菜の種苗を個人の卸商からではなく、農協を通じて購入するのだが
牛に関しても同じようになっていたのだ。
ちょっと話がそれるが、牛は増体系と脂質・肉質系の2通りに分かれる。
増体系というのは、体重の増加量で、大きく育つ牛のことをいう。
九州系は比較的大きくなりやすいのだが、
最近では、枝肉重量が600kgというものもたまに見かける。
個人的には、近江牛は枝肉重量が500kgも必要ないと思っている。
とは言っても、子牛相場が高くなり、飼料が値上がりすれば
必然と牛を大きくしたくなるのは分からなくもない。
しかし、私の考えは牛肉は食べて評価されるものであり、
A5であれ、BMS12であれ、おいしくなければブランド価値を下げることになりかねない。
そのあたり、消費者はシビアだ。
話を元に戻そう。
現在、私の知ってる限りでは、
県内で繁殖・肥育一貫で牛飼いをしている農家が32戸ある。
全員が参加しているのかは定かではないが、
「おうみ和牛繁殖協議会」なる組織がある。
そのなかに女性部があり、20人ほどのお母ちゃんが
それはそれは熱心に勉強会をやったり、積極的に外にでて学んだりと活発だ。
農家のおかあちゃんたちが、これほど熱心に活動するのは
全国的にみても珍しいらしい。
そんな、お母ちゃんたちの憧れは、スマップでも嵐でも福山雅治でもない。
もちろん私でもない(あたりまえか)
獣医師の松本大策先生だ。
超多忙な松本先生が、お母ちゃんたちの念願叶って
木下牧場へやってくるというのだ。
目的は、お母ちゃんたちの勉強会で講師を務めるためなのだが
なんと、公開勉強会にして一般の方にも参加してもらおうということになった。
男性はもちろんのこと、特に女性のみなさんに参加していただきたい、
すばらしいイベントです。
勉強会のあとは、牧場バーベキューで楽しんでいただきます。
もちろん私も参加して、みなさまのお肉を焼かせていただきます。
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