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「食」を通して「美味しさ」とともに贅沢な時間と楽しさ、笑顔の「食卓」を提案します。
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2011年02月24日(木)更新
池波正太郎氏も絶賛した伊賀牛

ブランド牛と呼ばれているものは日本全国に
いったいいくつあるのだろうか?
220以上と言われているが、
私も把握できていない。
さて、滋賀のお隣、三重には松阪牛という
だれもが知ってるブランド和牛が存在する。
では、同じ三重でも
伊賀牛はご存知だろうか?
知ってるという方は、かなりの食通、
もしくは、ものしりだと思うのだが、
その歴史は古く、1310年の「国牛十図」に、
大和牛として伊賀牛は記されている。
彦根藩から将軍家へ味噌漬や干し肉を献上していた話しは
以前に書いたが、じつは伊賀牛もこんな話しが言い伝えられている。
徳川時代に名を馳せた伊賀忍者だが、
全国あちこち飛び回る伊賀忍者の携帯用保存食として、
伊賀牛の干し肉が常備されていたそうで、
どうやらこのあたりが伊賀牛の元祖のようだ。
そんな伊賀牛だが、
私は一度だけ大阪北新地のカハラで食べたことがある。
さらには、「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」などを書いた小説家、
池波正太郎氏の「食卓の情景」が興味深い。
池波正太郎氏は美食家としても著名で、
伊賀牛のすき焼きで有名な「金谷」を訪れたときのことを
このように表現している。
牛肉がはこばれてきた。
赤い肉の色に、うすく靄(もや)がかかっている。
鮮明な松阪牛の赤い色とは違う。
松阪の牛肉が丹精をこめて飼育された処女なら、
こちらの伊賀牛はこってりとあぶらが乗った年増女である。
すき焼きの件(くだり)では、
いよいよ「すき焼き」だが、これは関西ふうに砂糖と醤油をあしらいつつ、
座敷女中が焼いてくれる。
「さあ、さあ、いまが食べごろです」
と、これも伊賀牛のような女ざかりの女中が、懸命にもてなしてくれる。
さすがうまいこと表現するな、と感心したが
いまの時代、講演なんかで私が、こんなことを言ったら、
縁台からひきずり降ろされ女性陣にボコボコにされそうだ。
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