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「食」を通して「美味しさ」とともに贅沢な時間と楽しさ、笑顔の「食卓」を提案します。
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2011年02月20日(日)更新
良い食品の4条件、4原則
肉捌けるんやったら
あんこうもいけるやろ?
と無茶振りされて思わずその気になって
大変な目にあいました。
さて、新潟2日目ですが、
せっかくなので市場へ魚を見に行くことにした。
しかし気になるのはどこへ行っても牛肉です。
魚売り場もそこそこに
さっそく精肉売り場へ。
そこで目にしたものは
ショーケース内に陳列された
見るも無残な変色した牛肉だった。
廃棄処分にするレベルの牛肉が
平気で陳列されているではないか。
黒く変色したものや、
なかには紫色したものまであり
とても売り物とは思えないものばかりである。
売れていないから変色するのだろうが、
ここまで色変わりしている牛肉を平気で陳列するということは
見極める知識と常識がなさすぎる。
一方、豚肉はキレイな色合いで
おいしそうに陳列されている。
おそらくは、土地柄だと思うのだが
牛肉の消費が低くて、豚肉が高いのだろう。
売れないから力を入れないしPRもしない
技術も知識もなさすぎる。
こうなればすべてが悪循環だ。
前日に訪れた鹿島屋さんで
「良い食品通信」という新聞をいただいた。
そこにはこんなことが書かれていた。
----- 良い食品の条件 -----
1 なによりも安全 (添加物や食品衛生の点で安心)
2 おいしい (形状・色沢・香味・食感のすべてが「本物」)
3 適正な価格 (品質にてらして安い値段)
4 ごまかしがない (不当・誇張表示、過剰包装がない)
----- 良い食品を作るための4原則 -----
1 良い原料 (確かな素性と、安全で良質)
2 清潔な工場 (機械・設備の行き届いた手入れと清掃)
3 優秀な技術 (品質を正しく見分ける眼と、素材の特性を引き出す腕)
4 経営者の良心 (儲けよりも品質を重んじる「職人の心」を持ち、
地球環境に配慮する)
そこに勤めている人たちが
自分でお金を出してでも、自分ところの商品を買うかどうか。
勤めている人たちが、一番の顧客でないと
一般のお客さんにはとうてい響かないだろう。
ちなみに、黒くなった牛肉が気になって
翌日も市場へ行ってみたが陳列されていなかった。
廃棄処分にしたと思われるが、
空いたスペースにはなにも陳列されていなかった。
せっかくの新潟のブランド和牛、
私ならこうするのに、ああするのにと
そんなことを考える1日であった。
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