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2012年06月19日(火)更新

吟撰但馬系「プレミア近江牛」お披露目会




昔ながらの「ほんまもん」の但馬系近江牛が現代に蘇りました!

2年前からはじめた、自然循環型の取り組みによる、
自家
産粗飼料と国産飼料100%だけで育てた但馬系近江牛がいよいよ出荷の時を迎えました。

牛にも人にも、もちろん環境にもやさしい育て方で、
昔食
べた懐かしいあのお肉の味を再現しました。

黒毛和牛では不可能と言われた国産飼料だけで育てた近江牛が遂にお披露目です。

私の予想では、粗飼料中心で育てたので、穀物肥育と比べて、
含まれるカロリーやタンパク質の量が違います。とい
うことは、増体効率などは明らかに劣ります。

500kg
前後の枝重を平均と考えると300kg~400kgと小さい枝重が予想されます。

さらに、穀物肥育に比べて給与できるカロリーが少ないことから、
余剰カロリーの蓄積である「サシ」の量も多くは
望めません。

サシを入れるためにビタミンコントロールも
一切やっていないので
赤身の多い仕上がりになっていると
予想しています。

自然のままに育てた牛肉の味は、それはそれは嫌みのない
なんともいえないおいしいですが、なかなか食べる機会
がありません。
特に黒毛和牛ともなればなおさらです。
いうい意味でも、今回のイベントは注目すべきかと思われます。

さて、見た目はどうでもよいのですがあえて格付けを予測しますと、よくてもA3あたりでしょう(^^)
しかし、A5以上の「価値」があることは当日お分かりいただけると確信しております。

食事前に少しだけお時間を頂戴しまして、木下牧場@木下その美さんと
わたくし新保が今回の取り組みについてお話
しさせていただきます。

その後、南山の定番、和牛食べ比べ
(プレミア近江牛、木
下牧場近江牛、京たんくろ和牛、いわて短角牛、プレミア短角牛)、

南草津イタリアンの名店、サルティンボッカの
木村シェフによるプレミア近江牛を使った特別料理、
そし
て、わたくし新保もキッチンで腕を振るわせていただき宴を盛り上げさせていただきます。

特にサルティンボッカの
木村シェフによる特別料理は、なにがでるかお楽しみです

吟撰但馬系「プレミア近江牛」お披露目会
日時:2012年7月19日(木)
時間:19:00~21:00(受付18:45~)
会場:きたやま南山 別館2階 南山はなれ
会費:8,000円(税込)食事、ワンドリンク付)
参加方法:HPのフォームよりお申し込みください
詳しくはこちら(→クリック






 

2012年02月05日(日)更新

きたやま南山で赤身和牛食べ比べ会が開催されます!




































2月15日にきたやま南山にて10種類の赤身和牛食べ比べ会が開催されます。


松本先生(獣医師)の講演もあり、さらに松本先生に指導を受けている畜産農家が
持ち寄った黒毛和牛5種のモモ肉を食べ比べる企画もあるとか。


もちろん、私も参加しますので、お時間のある方はぜひ!




2012年01月24日(火)更新

淡海酢粕を食べて育った木下牧場の近江牛





滋賀県の北西、高島市に酒を原料に静地発酵で天然醸造酢を製造販売している
淡海酢有限会社という江戸後期から続く会社があります。


滋賀県では、唯一地元の酢醸造場となっており、
第二次大戦中の統制により一時期絶えていた醸造酢を復活させ、
三代目の今日まで、酢造りの技を伝承しているとのことだ。


昨年の8月に、BBCびわ湖放送の番組(びわカン)のロケで
淡海酢さんを訪れたときに、福井社長がこんなことをおっしゃっていた。


「むかしは、酢の粕を豚の餌に混ぜてやっていたことがあったらしく
肉質は柔らかくなり、甘みも増して、コクのある豚肉になったと先祖から聞いた覚えがある」


関連記事:経営者会報ブログ


そうと聞けば試してみたくなるのが私の性分。


結果はどうであれ、木下牧場さんにお願いして
さっそく、淡海酢粕を配合飼料に加えてもらうことにしたのです。


牛たちが食べるかどうかが心配だったのだが
思いのほか食いつきが良く、その淡海酢粕を食べた牛の肉が
本日、入荷してきた。

 
試食した段階では、いつも以上に甘みを感じ
去勢だが雌のような肉質に仕上がっていた。


さて、淡海酢粕を食べて育った木下牧場の近江牛。


木下牧場フェアは、明日1月25日23時59分で終了です。


お急ぎください! 





 

淡海酢粕が原因かどうかはわからないが、
少なくとも、人間と同じで、牛も食べるものが成長する過程で大きな役割を果たす
ことは間違えのない事実だ。


牛は品種と飼料、育て方が肉の味となる。
そして熟成とタイミングが最終的な味を決定するのだ。




 

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近江牛の販売【近江牛ドットコム】
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2012年01月02日(月)更新

【謹賀新年】あけましておめでとうございます!仕事始め


























昨年は大変な一年でしたが
今年は穏やかに過ごせる良い年にしたいものです。


少しだけ振りかえると
畜産業界にとってはこれ以上ない試練の年でした。
 

震災による影響、生食問題、放射性セシウムなど
これでもかというぐらい次から次へと問題が起こりました。


打ち続く災難に打ち勝つには
世界基準で食肉需要を考える必要があるのではないかと
滋賀の田舎で小さな肉屋を営む私でさえ、そんなことを考えさせられました。


なにか新しいものを作るには、すべてを壊すほうが作りやすい
ということで昨年の10月にサイトを大きくリニューアルしました。


昨年末にはたくさんの受注をいただき、見やすく買いやすくを
実感していただけたのではないかと思っております。


以前は、牛肉に対する私の想いが強すぎたサイトだったので
どうしてもマニアックなところが要所要所にありました。


たくさんの賞をいただいたり、
百科事典のようなサイトだとお褒めいただくこともあったのですが、
思うところもあり、リニューアルに至ったわけです。


さて、数年前の私の日記にこんな言葉が書いてありました。


 “牛肉は値段じゃなくて産地で選ぶのが正しい見方”


例えば、焼肉食べに行く?とお誘いするよりも
近江牛食べに行かない?と言うほうが、ご馳走感を感じると思うんです。


12月31日は、肉屋にとって1年で一番忙しい日でもあります。


実店舗は、開店からたくさんのお客様で賑わいました。


木下牧場のお肉ください!!!


藤井牧場のお肉はどれですか???


こんな光景は、全国どこの肉屋へ行っても
まず見られないと思います。


すき焼き用とか焼肉用とかではないんです。
だれが育てたのかが最優先なんです。


「こちらのすき焼き用が木下さんのお肉ですよ」


「じゃー、それ1.0kgください」


というような買い方なのです。


そういったお客様がホントに多く来店されました。


サイトにも、トップページの最下部に
販売中の生産者情報を掲載しています。


“牛肉は値段じゃなくて産地で選び、さらに生産者で買う”


2001年から生産者指定の近江牛を販売し続け
昨年末、ようやく認知されてきたように実感した。


2012年、こういった取り組みがもっと浸透するように
一生懸命、生産者とともに取り組んでいきます。


それでは、本年も変わらぬご愛顧をどうぞよろしくお願い申しあげます。




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2011年12月31日(土)更新

2011年の営業が終了しました






















今年最後の営業日となった12月31日。

肉屋の年末は地獄のようなもので、それはもう20日すぎたあたりから
少しずつ帰る時間が遅くなり、25日すぎから徹夜が続き、社員は日に日に顔色が青くなり
ここはどこ?私はだれ?・・こんな状態が1週間ほど続くのだ。
 

しかし、31日の営業が終了したときの達成感たるもの
それはもう言葉では言い表せない感動がある。
 

スタッフ1人1人が、今年の反省点と来年の課題を各々言い合い
一回り大きく成長したような雰囲気を感じさせてくれるからたのもしい。
 

昨年は、いろんな事情から12月25日でネット経由の販売をストップした。
たくさんのお客さんに迷惑をかけただけではなく、私も社員も悔しい思いをした。
 

そんなこともあって、1月1日から年末に向けて始動し始めたわけだが
30日の午前中まで受注して、31日まで発送業務も行った。
 

おかげで、たくさんのお客さんからご注文をいただき、
昨年末の雪辱を果たすことができた。
 

今年は、“生産者との協働”をキーワードに1年間様々な取り組みをしてきたのだが
こういうことって、すぐに身になるものではないので、社員にはなかなか浸透しにくい。
 

しかし、社員は月に1回、近隣にビラ配りをしたり、日付が変わるまでミーティングしたり
休みの日に牧場へ出向いたりと、本当によくやってくれた。
 

今年最後の営業日となった12月31日。
 

店内は、たくさんのお客さんで終日賑わった。
 


木下さんのお肉はどれですか?


藤井さんのお肉はありますか?


お客さんが、生産者指定で買い物する姿を見て
今年1年間やってきた成果を感じることができた。
 

A5がどうとか、雌牛がどうとか、そんな見た目での判断ではなく
しっかりと当店の取り組みを知ったうえで、わざわざ足を運んでくれる。
 

これこそ私が目指していた肉屋のスタイルであって
やっと少しだけだが認知してもらえるようになった。
 

おいしかったので生産者の方にお礼が言いたい。
 

そういってくれるお客さんまでいた。
 

当店の取り組みは、来年も今年同様に“生産者との協働”だが
1月1日のみ休ませてもらって、2日より年末に向かって動きだす。
 



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