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2007年11月24日(土)更新

丹波篠山の黒豆

最近では、関西圏内の方と関西ではなく東京でお仕事したり
ご一緒する機会が非常に多くなってきた。

ちょうど1週間前、ビー・ビーンズの井上さんと新橋でご一緒した。
席が離れていたせいもあり名刺交換のみの挨拶だったが
これもなにかの“縁”であり、このブログが繋いでくれた縁なのかも知れない。

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真っ黒な箱が宅急便で届いたときには少々驚いたが
黒豆のイメージを見事にブランディングされている。

絞り納豆

↑●黒豆絞り
これはおいしいですね。
甘さも控えめでボクなんか遠慮なく食べれますね(^^;
噛んだときの食感が楽しい。

水晶黒

↑●水晶黒
こちらは絞り納豆とはまったく異なった食感で
黒豆の良さをそのままお菓子にしたという感じですね。
仕事中にパリパリやるものですから事務員に「やかましい」と
注意されましたが(^^;

黒豆のお茶

↑●黒豆だけで作ったお茶
黒豆の香りがしてすごく飲みやすいですね。
韓国のコーン茶をたまに飲むのですが、こちらのほうが
正直、飲みやすいです。霜降り肉にこのお茶は合いますね。

井上さんはB型でてんびん座ということですが
ボクとまったく同じですね。

B型のてんびん座は素直で正直でやさしくて
少年のような心を持った人が多いと言われています^^;

また一杯やりましょう。

2007年11月23日(金)更新

フラワーな祝日

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『日本オンラインショッピング大賞』(OLS大賞)を受賞したお祝いにと
近江牛生産者の木下さんと後藤さんからお花を頂きました。
祝日で賑わう店内でひときわ目立っています。

満面の笑顔もスタッフから
「ちょっとキモイです」の一言。

それを見ていた
客まで一緒に「ほんまや」って(^^;

そら、さわやかさは微塵もないですが。

2007年11月22日(木)更新

短角牛の魅力をとことん味わう会

食肉業界において最大の事件といえば、ご周知のとおりBSEである。
その被害は計り知れず倒産、廃業したりやむなく業務縮小に追い込まれたり
ここ数年で仲間が去っていく光景を目の当たりにしてきた。

京都の北山通りといえばおしゃれなブテックやレストランが立ち並び
デートスポットとしても有名である。
その通り沿いに「焼肉料理屋 南山」というお店がある。

南山

↑写真の建物の横に宴会に対応している「南山はなれ」がある。
南山はなれはBSE以来閉めていた店を、1頭仕入れや短角牛の導入などで
経営回復し昨年7月に大改装して「南山はなれ」という呼称で現在、大成功を
収めている店舗である。

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↑客だまりから見たところ。左側が座敷で右側に調理場がある。

牛の1頭仕入れを謳い文句にしている焼肉店をよく見かけるが
1頭仕入れて、自店で使いこなせない部位は業者に引き取らせているケースが
あるので、ボクなんかはメニューを見て判断する。

さて、昨今の牛肉事情は枝肉から部分肉による流通形態が主流となっている。
いろいろな理由があるが、1頭仕れても使いこなせないという現状と職人不足、
教育といった諸問題があげられる。

では、南山はどうなのか?
驚くことに3種類の国産牛を丸ごと1頭仕入れしているが
すべてを使い切っているとのこと。これはすばらしい。

楠本社長が選んだ3種類とは、近江牛、八千代黒牛
そして、生産量の少ない「いわて短角牛」だった。
いまやいけいけドンドンの牛心、伊藤社長でさえ断念した「短角牛」を
知識、経験の少ない楠本社長がはたして使いこなせるのか?
いや、それよりも安定して流通させられるのか?
恐らく周りはヒヤヒヤしたに違いない。

血のにじむような努力をされたことは安易に察することができるが
結果、岩手県を巻き込んでの成果をあげておられる。
ボクにはとうてい真似できない。本当にすばらしい。

いまでは短角牛を語らせれば右に出るものがいないぐらいに
知識豊富であることは言うまでもない。

そして、2007年11月20日 「南山 はなれ」で
「いわて短角牛」の魅力をとことん味わう会が盛大に開催された。

楠本社長の人徳に多くの人たちが魅了されて、岩手県から農林水産課の方々や
短角牛関係者をはじめ、そうそうたる顔ぶれが揃った。すごいの一言。
楠本社長の行動力と女性ならではの視点、とことん学ぶという姿勢にひっぱられた
感じがする。じつに見事である。

さて、せっかくご招待いただきましたので、当日の様子をボクなりに感想も含めて
楠本社長にブログを通してお伝えさせていただきます。

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厨房を公開するという大胆さは楠本社長らしい。
参加者が江口調理長を質問攻めにするシーンは
少々の緊張もあったようだが受け答えがしっかりとしていて
昨年、当店に来られた頃と比べても成長のあとが伺える。
江口さんは素直なのでまだまだ伸びますね。

生産者が語る短角牛

販売側としてはあくまでも1頭買い(販売)を基本としたいだろうが
外食産業(飲食店)がどこまで対応できるのか少々疑問。
例えばフレンチやイタリアンでは使用部位がある程度限定されるだろうし。
使う側は「生産量に見合った販売量」を崩さないでほしい。

たたきととろろユッケ

↑●短角牛の前菜 たたきととろろユッケ
「佐藤安美さんの31ヶ月齢のメス」
31ヶ月飼いこんでいるので肉質的には柔らかく味も良かったです。
盛り付けや器も上品なので前菜としては満足でした。
ただ見栄えはどうしても和牛に劣るがこれは仕方がない。
盛り付けや器でカバー。

煮込み

↑●短角牛の煮込み
長澤農園さんの大根はおいしかったが、スネ肉がパサパサすぎる。
脂質がないので納得できるが、スジを引かずに脂ごと煮込むとか
なにかもうひと工夫必要では。

牛刺し2種(モモ)

↑●牛肉の食べ比べ 牛刺し2種(モモ)
・33ヶ月齢の近江牛(去勢)VS畠山利勝さんの31ヶ月齢短角牛(メス)
近江牛、短角牛ともにあっさりとした食感。
近江牛のほうは口に運ぶ瞬間、肉の香りを感じた。
味はどちらとも淡白だが美味。

19ヶ月齢

↑●岩手生まれ秋田育ちの19ヶ月齢短角牛(去勢)
あっさりとした食感で短角らしさを感じた。
見た目の地味さは仕方がないので、ヘルシーさをPRしていけば
ファンがつくと思う。(特に年配者や女性)

31ヶ月齢

↑●佐藤安美さんの31ヶ月齢短角牛(メス)
柔らかくておいしかったのですが、これならわざわざ短角牛にこだわる必要がなく
八千代のF1で十分だと思う。
口に運ぶ瞬間、微かだが草の臭いがした。
短角牛らしさが感じられず、19ヶ月齢のほうが短角牛らしさを感じた。

近江牛

↑●全国但馬牛品評会で優秀賞をとった33か月齢の近江牛(去勢)
但馬の血統なので去勢でもあっさりとしていた。
これぐらいのレベルの枝肉を常時確保できれば最高。
ただ、但馬産の近江牛となるとお客さんに説明がむつかしく
勘違いされる危険性も否めないのでそのあたりは十分に注意されて
PRしたほうがよろしいかと。これからは、近江牛というブランド力よりも
だれが作ったのか、という生産者力が差別化につながるかと思われます。

短角モモバラ

↑●畠山さんの31ヶ月齢短角牛(メス)
↑●佐藤安美さんの31ヶ月齢短角牛(メス)

塩とたれで食べたが、どちらとも食感が良くおいしかったです。
ボク的にはロースを塩でいただくほうが好きです。

楠本社長と松澤先生

楠本社長の“人徳”ですばらしい面々が顔を揃えたわけですが
ボクのほうこそ良い勉強をさせていただき感謝です。
肉屋の大先輩でもある松澤先生の豊富な知識はスゴいの一言ですね。

牛心 伊藤社長

シャイな牛心、伊藤社長でしたが、この人も牛が好きなんですね。
随所から“こだわり”を感じることができ、それは単なるこだわりではなく
「人生」という大きなものを感じることができました。

さて南山では現在、近江牛、交雑牛、短角牛の3種を産直仕入れされているわけですが
最終的にはどんなすばらしい銘柄牛よりも、心やさしい生産者が育てた牛で選び
それがお客さんとの“信頼”につながるのではないかと思っています。

楠本社長が食べておいしいと感じる肉が、お客さんにとっての「ブランド肉」
ではないでしょうか。

2007年11月21日(水)更新

ALBERO BELLO(アルベロ ベッロ)

南草津から立命館大学に向かう道路沿い「かがやき通り」の
ちょうど中間あたりに弊社が運営する近江牛販売店がある。

いまから10年前、このあたりは田んぼと雑木林しかなかったが
いまではおしゃれ系のカフェなどが乱立する飲食の激戦区でもある。

今日は休みということもあり
少し遅めのランチに「ALBERO BELLO(アルベロ ベッロ) 」にでかけた。

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歩いても行ける距離なのだが
ついつい車で・・・。

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昼時のピークがすぎた14時にもかかわらず
40席ほどある店内は満席である。
しかもすべて女性で平均年齢は35~40といったところか。

ボクはトマトとモッツァレラチーズのカプレーゼをオーダー。
相変わらずおいしい。

しかし、平日の昼時は主婦の占有率が目立つ。
滞席時間が長く、店側とすれば回転率は悪いが
混雑しているというイメージ付けにはプラス要因なのかも知れない。

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右隣の席からは子供の話題
左側の席からはときおり旦那の悪口も聞こえてきたりする。
ほとんどが3~4人のグループで必ずリーダー的なおばはん(失礼^-^)がいる。
これがまたしゃべりが上手くておもしろい。

もう少し話を聞きたいがためにリゾットをオ-ダー。

休日の使い方を間違っているような気がしないでもない^^;

2007年11月17日(土)更新

第11回日本オンラインショッピング大賞 最優秀中規模サイト賞

ボクがネットショップをはじめたのは1999年の春でした。

ホームページビルダーで自作して無料の買い物カゴをくっつけて
とりあえず作ったという感じ。
それでも売れることを期待したのだがそんなに甘くはなかった。
結果、1年間で1人だけ買ってくれた。

いまでも覚えているが和歌山の方で
プレゼント企画に応募され、当選した方のリピートだった。

なぜかこのとき「いける!」と確信してしまった。

そして0-157やBSE問題など多少の困難はあったものの
なんとか乗り越えることができ、たしか2004年頃だったと記憶しているが
日本オンラインショッピング大賞というコンテストがあることを知った。

ちょうどこの頃、ボクは精神的にかなり追いつめられていた。
BSEの影響も残っており、会社としても多難だった。
悪いことは続くもので、従業員が病気になったり、辞めていったりで
結局、1人ぼっちになってしまった。

そうこうしているうちに
1年で一番忙しい12月がやってきた。

この頃にはネットでの販売が軌道に乗り始めていたので
まったなしに注文がどんどん入る。でも人がいない。
物事を考える余裕がないから限界まで受注してしまった。

これが最悪の状態となり
アルバイトの子と2人で毎日朝方まで
肉やホルモンを切る作業が延々と続く。
12月15日あたりから朝7時~翌朝の3時、4時までの作業が
31日まで続いた。いま思い出しただけでも「ぞっ」とする。

アルバイトの子が泣きながらホルモンを切る姿を
いまでもたまに思い出してはなんとも言えない気持ちになる。
なにか目標がないと心が折れそうな日が続いた。
そんなときに知ったのが、日本オンラインショッピング大賞だった。

よし、日本オンラインショッピング大賞を受賞することを目標に
がんばろうと誓った。

そして2回応募したがダメだった。
今年で3回目の応募。

うれしい知らせが届いた日、
悪夢のような12月に泣きながらホルモンを切ってがんばってくれた
アルバイトの子が今年いっぱいで上がらせてほしいと言ってきた。
就職先が内定とのこれまたうれしい知らせだった。

汐留住友ビル

11月16日、 汐留住友ビル16階
KBMJ社・セミナーホールへ着いたのは記者発表会の13:00ギリギリだった。
案の定、東京駅から脱出できなかったからだ。

日本オンラインショッピング大賞

今年は7賞の受賞があり、応募総数は1,084件だったそうだ。

最優秀中規模サイト賞

デザインや写真を評価されての受賞は過去にあったが
今回は、トレーサビリティなど「安全」を重要視していただいたので
うれしい。見えない部分を評価していただき感謝です。

クオカ斎藤さん

大賞を受賞されたクオカの斎藤さん
記念講演もすばらしかった。

おぶぶ松本さん

最優秀小規模サイト賞(新人賞)受賞の京都おぶぶ茶苑 松本さん
自らを茶ムリエとして自慢の宇治茶を振舞うサービス精神はすばらしい。

アクトビラ大野社長

特別賞を受賞したネットTVポータルサイトアクトビラの大野社長。
近江牛ドットコムも参入しているのでまさかここでお会いできるとは
思ってもいなく、顔を見合わせてお互いビックリ。

土屋さん

懇親会は新橋の中国料理 味之苑で少人数ながら
わきあいあいと楽しく盛り上がった。
写真はネクタイを外し、普通のおっさんに戻ってしまった
EC研究会 代表幹事の土屋さん

ビー・ビーインズ井上さん

懇親会では思わぬ方との出会いもあった。
入会して間もないのに経営者会報ブログのご縁をいただいた。


・・・・・・ あれから3年

1人ぼっちになってこの先どうなるのかと不安なときもあったが
いまは多くの人たちに支えられている。

『商いとは徳の積み重ねなり』

2007年11月16日
第11回日本オンラインショッピング大賞
最優秀中規模サイト賞受賞 近江牛ドットコム

ありがとうございました。
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