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2011年06月30日(木)更新

レバーが生食の規制対象になるかも

 

28日に開かれた厚生労働省の審議会で、
生レバーについて生食の規制対象にするかどうか検討することが決まった。

焼肉店や精肉店にとっては痛手だ。
ユッケが出せなくて売り上げが落ちたという声を聞くなか
生レバーまで規制されるとなれば大きなダメージは間違いない。

焼肉店や精肉店だけではない。
屠場で働いているおばちゃんたちも影響がでるだろう。

知られざるホルモンの世界(→クリック

レバーを生食で販売できないとなると
ホルモン全般が売れなくなる恐れもある。

焼きレバーが不人気なので
生がなくなれば必然的にレバーの在庫が経営を圧迫する。

レバーを廃棄したものとして計上すると、
内臓全体の単価を上げなければ利益がとれない。

となると、ホルモン全体の値上げも考えなければならない。

まともな商売をしている方々にとっては辛いだろうが、

食べ放題の焼肉チェーン店や生レバーを通販している店の
排除にはなるだろう。

厚生労働省では、10月にも罰則を含む新たな衛生基準をつくる方針だというが、
流通経路が透明でまじめに商売している方々が苦しまない基準の作成を願うばかりだ。


 


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2011年06月21日(火)更新

米沢牛 黄木



 


 

今日のランチは、牛肉ファイターのお店へ。


さりげなくポスターが貼ってあり、
沸々と燃える闘志を感じました。


遠くは山形から参戦していただきますが、
米沢牛の黄木さん、がんばってください!
 






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2011年06月11日(土)更新

7月22日(金)近江牛「木下牧場」見学会&獣医師 松本大策先生の公開勉強会

銘柄牛(ブランド牛)といえば、まず浮かぶのは松阪牛、次いで神戸牛ではないだろうか。
外国人に聞けば、KOBEBEEFになるかな。

もちろん近江牛も滋賀が誇る銘柄牛なのだが、
取り組みや宣伝が下手なこともあり、松阪、神戸に後れをとってることは否めない。

あまり知られていないが、近江牛は約400年の歴史があり
じつは、日本最古の銘柄牛なのだ。
 
ところで、日本の銘柄牛はどれぐらい存在していると思われるだろうか?

じつは、200を超えると言われているが、
実際にはそれどころの数ではないと思う。

46都
道府県全てにご当地ブランド牛が存在している。


え?東京には銘柄牛はないでしょう?!


畜産関係者なら、そう思うだろう。
ところが、東京にも秋川牛と東京黒毛和牛というも銘柄牛があるらしい。

銘柄牛を支えるには、生産者の努力はもちろんのこと
販売ルートの確保から年間出荷計画まで、たいへんな労力が必要となる。

ところで、何度も同じようなことを書いているのでご存じの方もいるかも知れませんが、
近江牛の生産者は、肥育農家と繁殖・肥育一貫農家の2通りがある。

肥育農家は、南九州などから子牛を買い付けて、滋賀で約20ヶ月育てて
食肉市場へ出荷するという流れだ。

例えば宮崎の市場で買い付けた子牛を滋賀で育てて出荷した場合、
生産履歴を見れば明らかなのだが、宮崎生まれの滋賀育ちということになる。

10年ほど前から、通販の商品には検査書や子牛登記、
生産履歴のコピーを同梱しているので

近江牛買ったのに宮崎て書いてますが・・・

といったような問い合わせが何度かあった。

昨年の口蹄疫関連で、このあたりは散々報道されてきたので、
一般の方も十分ご承知だと思うが、優秀な血統の子牛を買い付けて近江牛や松阪牛に
仕上げることも、銘柄牛継続のために必要なことなのです。

一方、
繁殖・肥育農家は、雌牛を持ち、優秀な種雄牛の精液を購入して人工授精し、
産まれた子牛を28~32ヶ月育てて食肉市場へ出荷するという流れだ。

つまりは、滋賀県生まれの滋賀県育ち、純粋な近江牛ということになる。

近江牛認定書には「滋賀県生まれ」とハンコが押されている。





さて、近江牛も松阪牛も神戸牛も元をただせば、血筋は同じ但馬牛です。

ただ、元は同じでも育てる環境によって、その土地なりの牛に育っていくのは
人間とよく似たところがあります。

先にも少し触れたが、現在は但馬系だけではなく、南九州あたりからの子牛の導入が盛んだ。

これらの背景には、昭和40年代に家畜商に代わって、農協が農家(生産者)に代わりに
素牛の買い付けを行うようになったからである。

農家は、肥料や野菜の種苗を個人の卸商からではなく、農協を通じて購入するのだが
牛に関しても同じようになっていたのだ。

ちょっと話がそれるが、牛は増体系と脂質・肉質系の2通りに分かれる。
増体系というのは、体重の増加量で、大きく育つ牛のことをいう。

九州系は比較的大きくなりやすいのだが、
最近では、枝肉重量が600kgというものもたまに見かける。

個人的には、近江牛は枝肉重量が500kgも必要ないと思っている。

とは言っても、子牛相場が高くなり、飼料が値上がりすれば
必然と牛を大きくしたくなるのは分からなくもない。

しかし、私の考えは牛肉は食べて評価されるものであり、
A5であれ、BMS12であれ、おいしくなければブランド価値を下げることになりかねない。

そのあたり、消費者はシビアだ。


話を元に戻そう。


現在、私の知ってる限りでは、
県内で繁殖・肥育一貫で牛飼いをしている農家が32戸ある。

全員が参加しているのかは定かではないが、
「おうみ和牛繁殖協議会」なる組織がある。

そのなかに女性部があり、20人ほどのお母ちゃんが
それはそれは熱心に勉強会をやったり、積極的に外にでて学んだりと活発だ。

農家のおかあちゃんたちが、これほど熱心に活動するのは
全国的にみても珍しいらしい。


そんな、お母ちゃんたちの憧れは、スマップでも嵐でも福山雅治でもない。
もちろん私でもない(あたりまえか)


獣医師の松本大策先生だ。


超多忙な松本先生が、お母ちゃんたちの念願叶って
木下牧場へやってくるというのだ。


目的は、お母ちゃんたちの勉強会で講師を務めるためなのだが
なんと、公開勉強会にして一般の方にも参加してもらおうということになった。


男性はもちろんのこと、特に女性のみなさんに参加していただきたい、
すばらしいイベントです。


勉強会のあとは、牧場バーベキューで楽しんでいただきます。


もちろん私も参加して、みなさまのお肉を焼かせていただきます。







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2011年06月10日(金)更新

チアアップ!ニッポンの“食”展  もっと強くなれる日本の食ヂカラ。



 

伊勢丹新宿店本館6階において、
チアアップ!ニッポンの“食”展開催中です!
◆6月8日(水)~13日(月)<最終日6時終了>


伊勢丹さんの規約により、
5年ぶりに髭を剃りました。

あったものがないというのは違和感があり
パンツをはかずに外を歩いているような感覚だ。


写真はオープン前の様子だが、
いきなりハプニング発生。


発注していたスライサーが肉用ではなく
ハム用の小さなものが届いていた。


いわゆるハムスライサーというやつだ。


ブースの中で肉を切るパフォーマンスを予定していたのだが
これじゃブースのスペースがまるまる無駄になってしまう。


結局、伊勢丹さんの地下にある精肉のバックヤードで
作業させてもらうことになった。


しかし、6階から地下が遠い。


肉を持って売り場を通れないので
迷路のような裏口をあっちに行ったりこっちに行ったりで
驚くなかれ15分もかかってしまった。

さすがに15分も外気にさらすと肉はとけてしまい、
これでは売り物にならない。


仕方がないのでスライサーから手切りに変更して
焼肉用にカットして販売することにした。


とは言っても、売りたいのは肉ではなく
チラシ商品の「近江牛専門店が極めたカレー」なのだ。


しかし不思議なもので、
カレーをすすめればすすめるほど、肉が売れる。


なかには、いますぐ食べたいので弁当はないのかと言うお客さんもいた。


ちょうど京都チームで「きたやま南山」さんが出店しているので
そちらをご案内。


同じ生産者の肉なのでお客さんもスムーズに流れていく。


南山さんは、吟撰但馬系近江和牛のお弁当を販売されているのだが、
ぜひ、地下で販売されているお弁当と食べ比べていただきたい。


生産履歴が明確で、クオリティの高さに驚くと思います。


さて、私はスタッフにまかせてすでに滋賀に帰ってきたのだが、
あと4日、ぜひ伊勢丹新宿店6階にお立ち寄りいただければ幸いです。

 


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2011年06月07日(火)更新

伊勢丹新宿店にて日本食材の祭典『チアアップ!ニッポンの”食”展』開催



 


【チアアップ!ニッポンの”食”展】
◆開催期間:6月8日(水)~13日(月)
◆開催場所:伊勢丹新宿店本館6階


食料自給率向上に向けた官民連携の国民運動「フードアクションニッポン」の受賞店舗が参加する、
「チアアップ!ニッポンの”食”展」が明日8日より、伊勢丹新宿店において開催されます。


当店のような吹かなくても飛ぶような小さな店にもお声がけいただき
ありがたい限りです。


生意気にも、少し検討させてくださいともったいぶりながら
速攻折り返し「よろしくお願します」と電話する身の軽さ(^^;


とは言っても、こういった催事は初めてなので勝手がわからない。


何事も経験ということでお受けしたが、
いかんせん田舎者なので会場まで無事たどり着けるかが心配だ。


写真の「近江牛専門店が極めたカレー」や「すき焼き丼」
そして、伊勢丹さんにスライサーをお借りして、精肉も試食販売もすることに。


スタッフは現地組も含めて3名で挑みます。


私は初日しか行くことができませんが、
木下牧場さんが週末にはお手伝いに駆けつけてくれます。


 それにしても、準備が大変です。


以前から、百貨店やスーパーなど、
各方面から催事のお誘いがありましたがすべてお断りしてきました。


理由は人手の問題だけなんですが、
どうしても「肉を切る」という部分は、私が手をかけないと納得できないところがあって
いままで躊躇していました。


人が育ってからとも思ったのですが、

スポーツに例えると、
試合のなかで成長するということもあるので
私にとっては今回の催事は大きく踏み込んだというわけです。


最近、切羽詰まったり、ピンチになると


なんくるないさ~


という言葉が浮かぶ。


意外と心が落ち着く。


沖縄に縁もゆかりもないのに。



なんくるないさ~

 


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