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「食」を通して「美味しさ」とともに贅沢な時間と楽しさ、笑顔の「食卓」を提案します。
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魚政さんで茹でたばかりのセコ蟹を食べさせてもらった。
なんて贅沢な!当然ながらうまいに決まっているのだが、
想像を絶するとはこのことだ!
しかし、魚政さんの作業は1つ1つがものすごく丁寧だ。
これは素人目にもわかるぐらいで、そこまでするかと言うぐらい細かい。
数年前に北海道の某カニ工場で同じような作業を見たことがあるが、
魚政さんの仕事と比較すると雲泥の差だ。
見えないところで努力していることを、
わざわざひけらかす必要はなく、味を支えている企業努力というものだ。
すなわち、「おいしいには訳がある」というのはこういうことだと思う。
こういった作業が魚政さんのプライドであり、
カニに対する感謝の気持ち、お客様目線での仕事だと感じた。
2人のおばちゃんがセコ蟹を黙々とバラしていく。
このときは何をしているのか分からなかったのだが
じつはこうなるのだ!
ここまで丁寧な仕事をされると他は太刀打ちできないでしょうね。
もちろん作業自体は真似ることはできるが、
素材までは真似できないですからね。
以前にネットショップの勉強のため、
有名なカニの店から足ばかり入ったお徳用セットを取り寄せたことがある。
すごく売れているショップなので、発送の状態や梱包などを勉強するつもりで
取り寄せただが、それなりに参考にはなったものの、カニは散々だった。
100本近く入っていたが、2~3本食べて嫌になった。
スーパーで買う輸入の冷凍ガニもそうだ。
薬品のような臭いがしてしゃぶしゃぶにしたら最悪で出汁までマズい。
この味しか知らない、これがカニだと思っている人には
十分満足なのかも知れないが、
本物を知ってしまえば、間違いなく二度と食べれなくなるだろう。
いくら安くても。
安くて良いものなんてあるはずがない。
あってもそれは賞味期限前のお買い得商品ぐらいで
手間隙かかったものは、それなりの対価を払って満足するものだ。
肉でもカニでも魚でも、
少量でもいいから良いものを口にしてほしいと思う。
さて、肉の話をすると、
滋賀の人はすき焼きにしろ、焼肉にしろ
近江牛ばかり食べているイメージがあるらしい。
まさかである。
肉屋でもそんな頻繁に近江牛ばかり食べているわけではない。
私は、試食もあるので毎日食べているが、それは例外というものだ。
それよりも、近江牛は外に流通しているほうが多く
県外消費のほうが多いような気がする。
県や協会、販売店の努力もあり
最近でこそレストランなどで近江牛の扱いが増えてきたが
まだまだ他県産や国産、輸入牛に押されている感は否めません。
カニの産地でも同じです。
旅館などで出しているカニがすべて地ガニかと言えば
けっしてそうではありません。
実際、私も経験しているのですが、
輸入の冷凍ガニと地ガニが混ざって出されたり、
コースによって区別していることが大半なのです。
お客さんのニーズ、予算に合わせて利益を考えると
ある程度は仕方がないことかも知れないが、
もっと工夫して、地ガニを食べていただく努力をしてほしいものです。
こういった問題は卸をしている人は
すごく深刻に感じていることだと思います。
レストランのシェフと話していても
近江牛がおいしいのはわかりますが値段が合わない
という声をよく聞きます。
販売価格を先に安く決めてしまうから
安価な国産牛や輸入牛を使わなければ商売として立ち行かなくなるわけです。
だいたいが安く売りすぎなんです。
地元の方こそ商品の値打ちを理解すべきなのです。
滋賀に観光に来て牛肉を食べたら
観光客なんかは勘違いするわけです。
極端な例ですが、
他県の方が滋賀の喫茶店で焼肉定食食べただけでも
表示がなければ近江牛だと勘違いするかもわかりません。
カニもまったく同じ現状で
丹後の方にこそ本当のカニはこんなにおいしいということを知ってほしい、
食べてほしいと願っていると思います。
それには、消費者の意識改革が必要なのかも知れない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【黒毛和牛の白湯旨味だしもつ鍋】新発売!
◆近江牛の販売【近江牛ドットコム】
◆ホルモンの販売【ホルモンドットコム】
◆近江牛業務用卸
◆業務用焼肉のたれ
2010年11月15日(月)更新
秋の比良山荘を堪能
残念ながら滋賀はミシュランの対象外地域だが
関西全体、いや日本全体で星をつけるなら比良山荘は外せないだろう。
大津市の北の端、葛川は自然が残る山里で
交通の便もままならない田舎に美食家たちが全国からやってくる。
よくもまぁ、こんな山奥にと思いながらも秋景色に目を奪われつつ
車を走らせる。
比良山荘は「山の辺料理」として、
地元の食材を使い、春は山菜、夏は鮎、秋は松茸、冬は猪と熊を
すばらしい料理にして提供してくれます。
今回お邪魔した目的は、この時期にしか食べることができない
鮎松と呼ばれる炊き込みごはんです。
とにかく水がおいしい。
懐かしい風情です。
笑顔のお出迎えです。
すでに室内ではストーブが焚かれていました。
まずは、野草茶でホッと落ち着きます。
松茸のお吸い物
八寸
八寸には熊肉も。
11月15日に解禁のため、この熊は冷凍で保存されていたもの。
鯉の洗いとイワナのお造り
室内から見える庭がきれいです。
小鍋には、天然ウナギとキノコ
ブナしめじと黒皮茸
子持ち鮎の香味焼き
冷やし鉢、手前に写っている箸はもしかして・・・
お目当ての鮎松ごはん
ごはんは鮎の出汁で炊き上げるとのことであまい。
おこげも入り鼻に抜ける香りまでもうまい。
鯉こくもドロッとしたあまめのものではなく
あっさりとしていて好みの味だ。
デザートで終了です。
名残の鮎と松茸
うわさ通り、いや、それ以上の美味だった。
また、1年後にでも仕事をがんばった
自分へのご褒美として訪れたい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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◆業務用焼肉のたれ
関西全体、いや日本全体で星をつけるなら比良山荘は外せないだろう。
大津市の北の端、葛川は自然が残る山里で
交通の便もままならない田舎に美食家たちが全国からやってくる。
よくもまぁ、こんな山奥にと思いながらも秋景色に目を奪われつつ
車を走らせる。
比良山荘は「山の辺料理」として、
地元の食材を使い、春は山菜、夏は鮎、秋は松茸、冬は猪と熊を
すばらしい料理にして提供してくれます。
今回お邪魔した目的は、この時期にしか食べることができない
鮎松と呼ばれる炊き込みごはんです。
とにかく水がおいしい。
懐かしい風情です。
笑顔のお出迎えです。
すでに室内ではストーブが焚かれていました。
まずは、野草茶でホッと落ち着きます。
松茸のお吸い物
八寸
八寸には熊肉も。
11月15日に解禁のため、この熊は冷凍で保存されていたもの。
鯉の洗いとイワナのお造り
室内から見える庭がきれいです。
小鍋には、天然ウナギとキノコ
ブナしめじと黒皮茸
子持ち鮎の香味焼き
冷やし鉢、手前に写っている箸はもしかして・・・
お目当ての鮎松ごはん
ごはんは鮎の出汁で炊き上げるとのことであまい。
おこげも入り鼻に抜ける香りまでもうまい。
鯉こくもドロッとしたあまめのものではなく
あっさりとしていて好みの味だ。
デザートで終了です。
名残の鮎と松茸
うわさ通り、いや、それ以上の美味だった。
また、1年後にでも仕事をがんばった
自分へのご褒美として訪れたい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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◆業務用焼肉のたれ
2010年11月14日(日)更新
丹後のカニは知れば知るほど奥深くてうまい
魚政さんで茹でたばかりのセコ蟹を食べさせてもらった。
なんて贅沢な!当然ながらうまいに決まっているのだが、
想像を絶するとはこのことだ!
しかし、魚政さんの作業は1つ1つがものすごく丁寧だ。
これは素人目にもわかるぐらいで、そこまでするかと言うぐらい細かい。
数年前に北海道の某カニ工場で同じような作業を見たことがあるが、
魚政さんの仕事と比較すると雲泥の差だ。
見えないところで努力していることを、
わざわざひけらかす必要はなく、味を支えている企業努力というものだ。
すなわち、「おいしいには訳がある」というのはこういうことだと思う。
こういった作業が魚政さんのプライドであり、
カニに対する感謝の気持ち、お客様目線での仕事だと感じた。
2人のおばちゃんがセコ蟹を黙々とバラしていく。
このときは何をしているのか分からなかったのだが
じつはこうなるのだ!
ここまで丁寧な仕事をされると他は太刀打ちできないでしょうね。
もちろん作業自体は真似ることはできるが、
素材までは真似できないですからね。
以前にネットショップの勉強のため、
有名なカニの店から足ばかり入ったお徳用セットを取り寄せたことがある。
すごく売れているショップなので、発送の状態や梱包などを勉強するつもりで
取り寄せただが、それなりに参考にはなったものの、カニは散々だった。
100本近く入っていたが、2~3本食べて嫌になった。
スーパーで買う輸入の冷凍ガニもそうだ。
薬品のような臭いがしてしゃぶしゃぶにしたら最悪で出汁までマズい。
この味しか知らない、これがカニだと思っている人には
十分満足なのかも知れないが、
本物を知ってしまえば、間違いなく二度と食べれなくなるだろう。
いくら安くても。
安くて良いものなんてあるはずがない。
あってもそれは賞味期限前のお買い得商品ぐらいで
手間隙かかったものは、それなりの対価を払って満足するものだ。
肉でもカニでも魚でも、
少量でもいいから良いものを口にしてほしいと思う。
さて、肉の話をすると、
滋賀の人はすき焼きにしろ、焼肉にしろ
近江牛ばかり食べているイメージがあるらしい。
まさかである。
肉屋でもそんな頻繁に近江牛ばかり食べているわけではない。
私は、試食もあるので毎日食べているが、それは例外というものだ。
それよりも、近江牛は外に流通しているほうが多く
県外消費のほうが多いような気がする。
県や協会、販売店の努力もあり
最近でこそレストランなどで近江牛の扱いが増えてきたが
まだまだ他県産や国産、輸入牛に押されている感は否めません。
カニの産地でも同じです。
旅館などで出しているカニがすべて地ガニかと言えば
けっしてそうではありません。
実際、私も経験しているのですが、
輸入の冷凍ガニと地ガニが混ざって出されたり、
コースによって区別していることが大半なのです。
お客さんのニーズ、予算に合わせて利益を考えると
ある程度は仕方がないことかも知れないが、
もっと工夫して、地ガニを食べていただく努力をしてほしいものです。
こういった問題は卸をしている人は
すごく深刻に感じていることだと思います。
レストランのシェフと話していても
近江牛がおいしいのはわかりますが値段が合わない
という声をよく聞きます。
販売価格を先に安く決めてしまうから
安価な国産牛や輸入牛を使わなければ商売として立ち行かなくなるわけです。
だいたいが安く売りすぎなんです。
地元の方こそ商品の値打ちを理解すべきなのです。
滋賀に観光に来て牛肉を食べたら
観光客なんかは勘違いするわけです。
極端な例ですが、
他県の方が滋賀の喫茶店で焼肉定食食べただけでも
表示がなければ近江牛だと勘違いするかもわかりません。
カニもまったく同じ現状で
丹後の方にこそ本当のカニはこんなにおいしいということを知ってほしい、
食べてほしいと願っていると思います。
それには、消費者の意識改革が必要なのかも知れない。
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◆業務用焼肉のたれ
2010年11月13日(土)更新
ランクではなくお客さんが何を求めているのか
昨日からの続きでカニの話です。
柴山港を後にして帰り途中に
津居山港のセリを見学させていただいた。
カニの相場は産地が違えば10倍以上も浜値が違う。
さらに、同じ産地でもランクによって価格差があるから目利きは難しい。
例えば、選別が日本一厳しいといわれてる柴山港では、
甲羅幅(1年で1cmが基準)、重さ、身入り、柔らかさ、足の数、色、傷など
すべてを組み合わせてランク付けするそうで、昨日も書いたがその数は
100以上あるそうです。
すべてをパーフェクトに満たしたカニが良いかと言えば、
けっしてそうではありません。
取引先の要望に合わせて仕入れるのが仲買人の仕事です。
重さにこだわる取引先もあれば、足折れでも安く仕入れたいという
取引先もある。
足折れガニひとつとっても奥深く、捕獲されてから足が折れたものと
網にかかる前から折れていたものがある。
カニは危険を察知すると自分で足を落として逃げる習性があり、
しばらくすると生えてくる。
実際に谷次さんに現物で説明してもらったが、
傷口がかさぶたになって黒くなっているものや傷口から肉が見えているものなど、
同じ足折れガニでも、茹でたあとのことまで考えて仕入れなければいけない。
これは牛肉でも同じで、見栄えの良いA5が良いとは限らない。
アタリ、シコリなどの瑕疵の程度、熟成に絶えられる枝肉かどうか、
さらには精肉にしたときの味のことまで考えて目利きしなければならない。
つまりは、お客さんが何を求めているかである。
まだまだつづく
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◆近江牛の販売【近江牛ドットコム】
◆ホルモンの販売【ホルモンドットコム】
◆近江牛業務用卸
◆業務用焼肉のたれ
柴山港を後にして帰り途中に
津居山港のセリを見学させていただいた。
カニの相場は産地が違えば10倍以上も浜値が違う。
さらに、同じ産地でもランクによって価格差があるから目利きは難しい。
例えば、選別が日本一厳しいといわれてる柴山港では、
甲羅幅(1年で1cmが基準)、重さ、身入り、柔らかさ、足の数、色、傷など
すべてを組み合わせてランク付けするそうで、昨日も書いたがその数は
100以上あるそうです。
すべてをパーフェクトに満たしたカニが良いかと言えば、
けっしてそうではありません。
取引先の要望に合わせて仕入れるのが仲買人の仕事です。
重さにこだわる取引先もあれば、足折れでも安く仕入れたいという
取引先もある。
足折れガニひとつとっても奥深く、捕獲されてから足が折れたものと
網にかかる前から折れていたものがある。
カニは危険を察知すると自分で足を落として逃げる習性があり、
しばらくすると生えてくる。
実際に谷次さんに現物で説明してもらったが、
傷口がかさぶたになって黒くなっているものや傷口から肉が見えているものなど、
同じ足折れガニでも、茹でたあとのことまで考えて仕入れなければいけない。
これは牛肉でも同じで、見栄えの良いA5が良いとは限らない。
アタリ、シコリなどの瑕疵の程度、熟成に絶えられる枝肉かどうか、
さらには精肉にしたときの味のことまで考えて目利きしなければならない。
つまりは、お客さんが何を求めているかである。
まだまだつづく
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【黒毛和牛の白湯旨味だしもつ鍋】新発売!
◆近江牛の販売【近江牛ドットコム】
◆ホルモンの販売【ホルモンドットコム】
◆近江牛業務用卸
◆業務用焼肉のたれ
2010年11月12日(金)更新
柴山港のセリは寒さも吹き飛ぶ活気だった
カニが解禁になったその日、
友人、知人から「カニ解禁!」のタイトルで
メールがきた。
行きたいということなのか?
連れて行けということなのか・・・
どちらにしても、なんらかのアピールなんだろう。
さて、カニの世界も近江牛や松阪牛のようにブランドがある。
同じズワイガニでも、福井で揚がれば越前ガニだし、
京都、兵庫、鳥取で揚がれば松葉ガニと呼ぶ。
仲買人をしている魚政さんの店内は
解禁直後ということもあってパニック状態だった。
ただ見ているだけで、手伝えないのがなんともジレンマで
無性に職人の血が騒ぐ。
さて、翌日は、早朝よりカニのセリに帯同できることになり
京丹後に宿泊することに。
早朝5時45分に出発して約1時間
魚政の谷次さんイチオシの柴山港です。
この漁港はとにかくカニの選別が尋常じゃなく
本物を追求し続ける魚政のカニを支えていると誇らしげに語ってくれました。
ところで、カニの選別とは
どういうことかと言うと、
セリ前にどこの漁港でもカニのランク付けを行います。
これは牛で言うところの格付けです。
格付けはあくまでも人間の目で決めるものなので
ときには、それは違うやろと言いたくなることもあります。
カニも同様で人間の目で決めます。
カニのランク付けは、通常5~10程度だそうです。
ところが、柴山港のランク付けは100段階ぐらいあるそうなのです。
ノギス片手に1杯ずつ選別するというのです。
これは大変な作業で想像を絶しますが、それが谷次さんはじめ仲買人の
信用、信頼となって他の産地と差別化できているのです。
さて、そんな厳しいランク付けがされたカニたちが
いよいよセリにかけられます。
すごい活気です!
何を言ってるのかわかりません。
こうしてセリ落とされたカニたちは
その日のうちに魚政の店舗に運ばれるのです。
丹後から柴山港のある兵庫県香住町まで約1時間
さすがにシーズンがはじまれば観光客が多くなるので
カニの看板が目立ちます。
しかし、宿で使われているカニがすべて地ガニかと言えば
けっしてそうではないのです。
規模が大きくなればなるほど、輸入物に頼る場合が多いそうです。
これは近江牛でも同じで、滋賀県の宿やレストランで出されている牛肉は
近江牛よりも国産牛や輸入牛が大半です。
カニも同じで原価を抑えるためには仕方がないとはいえ
産地であってもロシア産など輸入カニを使うところが多いのです。
願うならば“本物”を使ってほしいし、そうすることが
丹後のPRにもつながるのではないかと思うのですが・・・
つづく
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◆業務用焼肉のたれ
友人、知人から「カニ解禁!」のタイトルで
メールがきた。
行きたいということなのか?
連れて行けということなのか・・・
どちらにしても、なんらかのアピールなんだろう。
さて、カニの世界も近江牛や松阪牛のようにブランドがある。
同じズワイガニでも、福井で揚がれば越前ガニだし、
京都、兵庫、鳥取で揚がれば松葉ガニと呼ぶ。
仲買人をしている魚政さんの店内は
解禁直後ということもあってパニック状態だった。
ただ見ているだけで、手伝えないのがなんともジレンマで
無性に職人の血が騒ぐ。
さて、翌日は、早朝よりカニのセリに帯同できることになり
京丹後に宿泊することに。
早朝5時45分に出発して約1時間
魚政の谷次さんイチオシの柴山港です。
この漁港はとにかくカニの選別が尋常じゃなく
本物を追求し続ける魚政のカニを支えていると誇らしげに語ってくれました。
ところで、カニの選別とは
どういうことかと言うと、
セリ前にどこの漁港でもカニのランク付けを行います。
これは牛で言うところの格付けです。
格付けはあくまでも人間の目で決めるものなので
ときには、それは違うやろと言いたくなることもあります。
カニも同様で人間の目で決めます。
カニのランク付けは、通常5~10程度だそうです。
ところが、柴山港のランク付けは100段階ぐらいあるそうなのです。
ノギス片手に1杯ずつ選別するというのです。
これは大変な作業で想像を絶しますが、それが谷次さんはじめ仲買人の
信用、信頼となって他の産地と差別化できているのです。
さて、そんな厳しいランク付けがされたカニたちが
いよいよセリにかけられます。
すごい活気です!
何を言ってるのかわかりません。
こうしてセリ落とされたカニたちは
その日のうちに魚政の店舗に運ばれるのです。
丹後から柴山港のある兵庫県香住町まで約1時間
さすがにシーズンがはじまれば観光客が多くなるので
カニの看板が目立ちます。
しかし、宿で使われているカニがすべて地ガニかと言えば
けっしてそうではないのです。
規模が大きくなればなるほど、輸入物に頼る場合が多いそうです。
これは近江牛でも同じで、滋賀県の宿やレストランで出されている牛肉は
近江牛よりも国産牛や輸入牛が大半です。
カニも同じで原価を抑えるためには仕方がないとはいえ
産地であってもロシア産など輸入カニを使うところが多いのです。
願うならば“本物”を使ってほしいし、そうすることが
丹後のPRにもつながるのではないかと思うのですが・・・
つづく
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