ブログ個人トップ | 経営者会報 (社長ブログ)
「食」を通して「美味しさ」とともに贅沢な時間と楽しさ、笑顔の「食卓」を提案します。
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昔は家ですき焼きをやると、隣まで肉の香りが伝わってきたが
今はそんな風情もなく寂しい限りや。
住宅事情もあるやろうが、肉も見栄えばっかり良くなってしもて
肝心の味がスカスカのもんばっかりや。
こう嘆くのは年配の常連さんだ。
真空パックにした部位別のブロック肉が流通し始めてから
枝肉で買い付ける肉屋が年々減っていった。
同時に、捌き(脱骨作業)ができる職人も激減し
街の肉屋で大きな肉の塊(枝肉)が吊るされている光景をみることも少なくなった。
私が修業していた30年ぐらい前は、
どこの肉屋も枝肉が主流で、大きな冷蔵庫にはたえず枝肉が保管されていた。
長期保管になると、肉の表面や脂が黒ずんで硬くなり
スライスしても黒ズミができてしまう。
いまなら黒ズミはきれいに取り除かないとクレームの原因になるが
当時は、そのまま商品化してもノンクレームだった。
それより、年配の常連さんなんかは、赤々とした肉はキモチ悪い。
多少黒いほうが肉らしくてうまい気がすると言う。
熟成肉が密かにブームになりつつあるが、
結局はなにも新しい技法ではなく、昔のやり方を再現しているだけなのだ。
写真はカレーライスだが、熟成肉の端材で作ってみた。
あまりにもうますぎて2杯も食べてしまった。
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◆近江牛の販売【近江牛ドットコム】
◆ホルモンの販売【ホルモンドットコム】
◆近江牛業務用卸
◆業務用焼肉のたれ
先日も熟成肉のことを書いたが、
タイミングよくやまけんさんから国産丸のロースが送られてきた。
うちの専用庫で4週~5週程度熟成させるのだが
2週目からは違う冷蔵庫に移し、期限まで一切扉を開けないようにする。
熟成過程を見たい気持ちを抑えるのも一苦労だ。
熟成肉を作るには、「温度、「湿度」、「風」の3つが重要なのは
熟成肉経験者はご存じだと思うが、私は冷蔵庫に合った枝肉を選ぶことも
かなり重要だと思っている。
サシが入った肉では何度も失敗しているので
うちの冷蔵庫では赤身の肉が適しているのかも知れない。
それと、血統だ。
小ぶりな但馬系が確率的にはうまく熟成できる。
一方、増体系では失敗の連続だ。
どれが正解というのはないのかも知れないが
うまく熟成できたときの、あの味を一度でも覚えてしまうと
まさしく虜になってしまう。
さて、国産丸はどう応えてくれるのか。
いまから楽しみだ。
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2011年07月10日(日)更新
熟成肉こそ原点回帰
昔は家ですき焼きをやると、隣まで肉の香りが伝わってきたが
今はそんな風情もなく寂しい限りや。
住宅事情もあるやろうが、肉も見栄えばっかり良くなってしもて
肝心の味がスカスカのもんばっかりや。
こう嘆くのは年配の常連さんだ。
真空パックにした部位別のブロック肉が流通し始めてから
枝肉で買い付ける肉屋が年々減っていった。
同時に、捌き(脱骨作業)ができる職人も激減し
街の肉屋で大きな肉の塊(枝肉)が吊るされている光景をみることも少なくなった。
私が修業していた30年ぐらい前は、
どこの肉屋も枝肉が主流で、大きな冷蔵庫にはたえず枝肉が保管されていた。
長期保管になると、肉の表面や脂が黒ずんで硬くなり
スライスしても黒ズミができてしまう。
いまなら黒ズミはきれいに取り除かないとクレームの原因になるが
当時は、そのまま商品化してもノンクレームだった。
それより、年配の常連さんなんかは、赤々とした肉はキモチ悪い。
多少黒いほうが肉らしくてうまい気がすると言う。
熟成肉が密かにブームになりつつあるが、
結局はなにも新しい技法ではなく、昔のやり方を再現しているだけなのだ。
写真はカレーライスだが、熟成肉の端材で作ってみた。
あまりにもうますぎて2杯も食べてしまった。
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◆近江牛の販売【近江牛ドットコム】
◆ホルモンの販売【ホルモンドットコム】
◆近江牛業務用卸
◆業務用焼肉のたれ
2011年06月20日(月)更新
短角牛の国産丸を熟成させる
先日も熟成肉のことを書いたが、
タイミングよくやまけんさんから国産丸のロースが送られてきた。
うちの専用庫で4週~5週程度熟成させるのだが
2週目からは違う冷蔵庫に移し、期限まで一切扉を開けないようにする。
熟成過程を見たい気持ちを抑えるのも一苦労だ。
熟成肉を作るには、「温度、「湿度」、「風」の3つが重要なのは
熟成肉経験者はご存じだと思うが、私は冷蔵庫に合った枝肉を選ぶことも
かなり重要だと思っている。
サシが入った肉では何度も失敗しているので
うちの冷蔵庫では赤身の肉が適しているのかも知れない。
それと、血統だ。
小ぶりな但馬系が確率的にはうまく熟成できる。
一方、増体系では失敗の連続だ。
どれが正解というのはないのかも知れないが
うまく熟成できたときの、あの味を一度でも覚えてしまうと
まさしく虜になってしまう。
さて、国産丸はどう応えてくれるのか。
いまから楽しみだ。
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◆近江牛の販売【近江牛ドットコム】
◆ホルモンの販売【ホルモンドットコム】
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◆業務用焼肉のたれ
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