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2009年03月07日(土)更新

儲からない理由

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ありがたいことに毎日のように新規取引の問い合わせをいただく。
近江牛に関しては、私がすべて窓口となっているのだが、
ここ最近の問い合わせの多さには驚くばかりである。
しかしながら正式な取引に繋がることは少ない。

見積もり依頼もほとんど受けていない。
北海道であれ沖縄であれ、まずは滋賀まで来ていただく。
この段階で8割の方から連絡が途絶える。

熱心な2割の方には、店舗をみてもらい、スタッフをみてもらい
生産農家さんをみてもらい、牛舎をみてもらう。

価格や仕様はそれからで、
とにかくすべてをみてもらうことからはじめる。

問い合わせいただいた内容をすべて受け入れれば
売上も伸びるのだろうが、同じ気持ちを持った方と仕事がしたいという
“想い”の部分を優先してしまう。

けっしてお客様を選んでいるわけではないが、
小さな会社だからこそ譲れない部分がある。

今日は、四国の某県からおいでいただいた。
まずは実店舗をみていただき、想いの部分をじっくりお聞きした後で
木下牧場さんへご案内した。

雨の中懸命に話を聞く姿に
この方になら真面目な生産者が育てた近江牛を託したいと
思える、そんな出会いの1日であった。

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木下牧場のさやちゃんが手を差し出すと牛たちが笑顔で寄ってくる。
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