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2009年03月15日(日)更新

広島から島根へ、最悪の1日目

広島に着いたので
とりあえずお好み焼きを食べることにした。

昼時のピークが過ぎて
一段落といった様子の店内は嫌な空気が流れている。

いままでの経験上、こういうときはろくなことがない。

空いてる席に座ると、
ヤンキーねえちゃんが注文をとりにきた。

久しぶりの無愛想ぶりを体験した。
何も言わずコテと水を無造作に置かれた。
コテはガシャガシャと音をたて、水は中身がこぼれるほどの勢いで置かれた。

10785

10分程度で焼きあがったお好み焼きを
ヤンキーねえちゃんが持ってきた。

鉄板の横に、
かつお、青のり、マヨネーズが置いてあるので
自分の好みで仕上げろ、ちゅうことやね。

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青のりが先? いや、かつお節が先やったかな?

マヨネーズは最後?

どっちやったやろ。

なんか順番が違うような気がする。

長居は無用とばかりに
急いで食べて高速バスに乗った。

1時間30分ほどバスに乗っただろうか。

目的地の島根県邑智郡邑南町に到着した。

ここから最悪の事態が発生した。

2009年03月08日(日)更新

敬牛の集い

後藤牧場さんに「なかのり」という名前の牛がいます。
1990年の初産をかわきりに産みも産んだり19産もしました。
牛の寿命はだいたい20歳平均ということを考えると、
「なかのり」がどれだけ元気な牛なのかお分かりいただけるだろう。

さて、19産もした牛は、通常は廃牛扱いされることがほとんどだが、
後藤さんは「なかのり」の命が尽きるまで飼い続けようと考えていました。

しかし、本当の意味での“はなむけ”は、おいしく料理してたくさんの人に
食べてもらうことです。

後藤さんは京都の焼肉料理屋「南山」なら、「なかのり」を任せられると
楠本さんに命を繋ぐことにしました。

0480
後藤さんの想いを受け継いだ南山の楠本さんは、出荷の当日、お客様や
子供たちを連れだって「なかのり」の見送りにやってきました。

19産した牛を再飼育して肉牛にするという試みは、私が知っている限りでは
はじめてのこと。再飼育に関して、ご指導いただいた畜産農家のDr.コトーと
慕われる松本先生も鹿児島から駆けつけてくださった。

0770
牛肉と牛は違うものだと思っている子供がいるという事実。
わたしたち人間は命あるものを食べて生きています。
肉だけではなく米も野菜も命を宿しています。
そのような現実に背を向けず、子供たちに伝えることも大切なことです。
子供たちは絵を描いて「なかのり」に捧げます。

0740


松本先生の解説は丁寧でわかりやすく、子供たちの目が輝いています。

0120
「なかのり」が旅立つ時がやってきました。
子供たちの「なかのりさ~ん」というかけ声とともに「なかのり」は一鳴きして
みなに別れを告げるかのように旅立ちました。

子供たちの笑顔での見送りが印象的でした。
今日の子供たちはきっと心やさしく、たくましく育ってくれることでしょう。

さて、19産した牛の肉質はいったいどのようなものだろうか?
そして南山ではどのように料理するのだろうか?
このような牛を食べる機会はこの先たぶんないだろう。

畜産関係者だけでなく、一般の方々にもぜひ味わっていただきたい。
3月20日から南山でお披露目です。

春の近江牛祭り(3月20日~3月31日)
◆ きたやま南山 ◆
京都市左京区下鴨北野々神町31
Tel:075-722-4131

12550

お疲れ様でした。

2009年03月07日(土)更新

儲からない理由

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ありがたいことに毎日のように新規取引の問い合わせをいただく。
近江牛に関しては、私がすべて窓口となっているのだが、
ここ最近の問い合わせの多さには驚くばかりである。
しかしながら正式な取引に繋がることは少ない。

見積もり依頼もほとんど受けていない。
北海道であれ沖縄であれ、まずは滋賀まで来ていただく。
この段階で8割の方から連絡が途絶える。

熱心な2割の方には、店舗をみてもらい、スタッフをみてもらい
生産農家さんをみてもらい、牛舎をみてもらう。

価格や仕様はそれからで、
とにかくすべてをみてもらうことからはじめる。

問い合わせいただいた内容をすべて受け入れれば
売上も伸びるのだろうが、同じ気持ちを持った方と仕事がしたいという
“想い”の部分を優先してしまう。

けっしてお客様を選んでいるわけではないが、
小さな会社だからこそ譲れない部分がある。

今日は、四国の某県からおいでいただいた。
まずは実店舗をみていただき、想いの部分をじっくりお聞きした後で
木下牧場さんへご案内した。

雨の中懸命に話を聞く姿に
この方になら真面目な生産者が育てた近江牛を託したいと
思える、そんな出会いの1日であった。

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木下牧場のさやちゃんが手を差し出すと牛たちが笑顔で寄ってくる。

2009年03月06日(金)更新

食と命を考える集い

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この牛は、19産して昨年引退した牛です。
もうすぐ23歳になる記録的な長寿牛です。

通常は廃牛にするのですが、再飼育して
その命を繋いでいきたいと京都の焼肉料理屋「南山」
楠本さんが一肌脱いでくださいます。

19産したとは思えないりっぱな体系に
胸躍り、期待が高まります。

3月20日~31日に南山でお披露目です。
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会社概要

(株)サカエヤでは、「食」を通して「美味しさ」とともに贅沢な時間と楽しさ、笑顔の「食卓」を提案します。 【関連会社】 株式会社 アヴァッツ 近江牛ドットコム株式会社

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個人プロフィール

1961年、父と母が京都にて繁殖に成功。玉のような可愛い赤ちゃんとして生誕。現在、中年おっさん道を順調に歩んでおります。

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