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2008年08月21日(木)更新

W.Bolero(ドゥブルべ・ボレロ)

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この建物、一見レストランのように見えますが
じつはケーキ屋さんです。

平日の中途半端な時間だと言うのに
入れ替わり立ち替わりお客さんで賑わっていました。

それもそのはず、「とんねるずのみなさんのおかげでした」
新食わず嫌い王決定戦やはなまるマーケット「おめざ」で紹介されたりと
人気のケーキ屋さんなのです。

さて、実際の味はいかがなものかと、
試しに4つほど買ってみた。

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手前のケーキ、これがめちゃくちゃうまい!
モンテリマールという名前だそうで、はちみつのムース、
中にはピスタチオのババロアが入っています。

他のケーキも想像以上においしかった。

その店に行くには味以外にも何か理由がなければ
そうそうリピートしない。

まず味に関しては、ボクがいつも買っている店のケーキよりもうまかった。
そして、値段はデパートで売られているケーキの半額程度である。
プラス笑顔の接客といったところが流行ってる理由かも知れない。

さすがに深夜12時まわってからケーキ2つ食べたので
胃がムカムカするのと、暑くて寝苦しいのとで疲れる夜を過ごした。

 

2008年08月16日(土)更新

マーケティング

このあいだ、麻布のある高級レストランに入ったんだよ。妻とな。
その店は確かにおいしかったし、妻もそういってた。
それで帰りの車の中で妻に聞いてみたんだ。

『オマエだったらあの店、もう1回行くか?』と。

すると、間髪いれず『行かないわよ』と。
意外だったよ。

すごくおいしかったしな。なんでだと思う?

ドリルを売るには穴を売れより抜粋

答えは本に書いてあるが、「その店へ行く理由、買う理由」がなければ
お客さんはリピートしてくれない。

近江牛を販売しているだけでは
お客さんはリピートしてくれない。

ということですね。

2008年08月15日(金)更新

スイカとバイアグラ

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近江牛の生産農家さんからスイカをいただきました。
近江牛の牧場がある近江八幡市や安土町の大中は
スイカの産地としても有名です。

琵琶湖に面した湖岸道路沿いはスイカロードと呼ばれ
この時期は、スイカの看板や旗がなびいています。

さて、そのスイカにバイアグラと同じ効果があることを、
米国テキサス農工大の研究所長、ビーム・パティル氏が
大学のHPのニュースで発表した。

ここからはこちらの記事を引用しています。

なんでも、スイカにはシトルリンと呼ばれる成分が皮と果肉に含まれており、
スイカを大量に摂ると体内にアルギニンというアミノ物質が増えるという。
アルギニンは血流をよくし、体内の免疫力や循環器系などに広く効果を
もたらすことがすでに知られており、バイアグラが持つ血管の緊張をほぐす成分と
同じ役割を果たすそうだ。

バイアグラと違い副作用などがなく、狭心症などの循環器系の病気、高血圧を
防止するためにも、酸化窒素を増やすアルギニンを摂ることは望ましいという。
また、リコピンというトマトに含まれることで有名な、強い抗酸化作用を持つ
カロチンの一種も含まれていることが今回分かり、スイカを食べることはとても
体に良いそうだ。

このニュースに対し、ノース・カロライナ州立大学でスイカについて研究している
トッド・ウェナー氏は、「大変興味深い話ではあるが、すでにバイアグラという
医薬品の力を借りなければならない状態の男性たちが、スイカを大量に食べる
ことでバイアグラと同じ効果を得られるかどうかは、やはり難しいのではないか」
と言う。

ちなみにテキサス農工大の研究では、バイアグラ1錠の効果のためには、
スイカ6切れを食べることが必要になるという。
逆に考えれば、デザートとして夜に3切れくらい食べるという方は、
バイアグラ1/2錠を服用したことになる。
無理して6切れも召し上がると、尿意が大変でソレどころではないはずだ。

さて、真実のほどはいかに、といったっところでしょうか。

近江牛の牧場がたくさんある大中というところは、
スイカが有名なんです。

先日のこと、G牧場の奥様にスイカとバイアグラの話をしたところ

おかしいなぁ、うちの主人は小さい頃から
スイカばっかり食べてるん だけどなぁ・・・

と、なんとも意味深なことを発言しておられました。

2008年08月14日(木)更新

コロッケで牛肉を釣る

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数ヶ月前の話だが、とある県で道に迷ってしまった。
カーナビが反応しきれないほどの田舎だったのがそもそもの原因。
しかもバケツをひっくり返したような豪雨。

田舎道をゆっくり走らせると妙な光景に遭遇。
大量の買い物袋をかかえた人達が1軒の店から出たり入ったり。

よく見ると肉屋のようだ。
せっかくの売り出し日に雨とはついてないな。
と思ったのだが、それでもたくさんのお客さんが店内に吸い込まれていく。

道に迷いついでにボクも見学させてもらおうと車を駐車場へ。
驚くことに警備員が誘導している。
田んぼの真ん中にぽつんとある肉屋に警備員とは
よほど気合いが入った売り出しなのかとこの時は思った。

店内に入ると、売り出しはやっていないことが判明。
ということは平日でこの天気でこれだけ流行っているとは
いったいどういうことなのか?

しばらく店内にいるとすぐに理由がわかった。
ブランド牛ではないがしっかりとした和牛を販売している。
しかも価格が安い。

そして買い物客ほとんどの方が10個入りの“コロッケ”を
何パックも買い物カゴに入れている。
どうやらメインはコロッケのようで、牛肉はコロッケのついでに買っているようだ。
普通の肉屋と逆の発想だ。

さすがに牛肉は買わなかったが、試しにコロッケを買ってみた。

なるほど、雨の日の行列が納得できる味である。
全国の肉屋さんからいろんなコロッケを取り寄せてはみたが
この店のコロッケが断トツにうまい!

独自の価値・・・

コロッケ1個で牛肉が売れるとは
たまには道にも迷ってみるものだ。

2008年08月11日(月)更新

牛を育てる重さ

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BSE騒動以前は生産農家さんがメディアに取り上げられることは
業界誌以外ではめずらしいことでした。

ところが、最近では環境への取り組みや安全面への取り組みなど
近江牛の生産農家さんがメディアに取り上げられることが多くなりました。
弊社のホームページから問い合わせいただくことも多く、少しでも貢献できてる
のかと思うとうれしい限りです。

一般の方や食関連の方々から牧場を見学したいと
問い合わせいただくことも多くなりました。

いろんな形で近江牛に興味をもっていただくことは
ほんとにありがたいことです。
 
さて、たまにですが、ものすごい勘違いをされている方がおられまして
牧場を見学したいのですがソフトクリームとかも売ってますか?
と、ビックリするような問い合わせをいただくことがあります。
観光牧場と勘違いをされているのでしょうね。

生産農家さんの毎日は、牛にエサをやっているだけではなく
それはそれは忙しく、時間もあってないようなものです。
牛舎は毎日「命のやりとり」をしている現場なのです。

私宛にきた牧場見学の問い合わせに関しては
目的をお聞きしてお連れするか判断しています。
興味本位だけの方はお断りしています。

なぜかと言うと、興味本位の方は必ずといっていいほど

> かわいい目をしていますね。
> でも、食べられちゃうんですよね、かわいそう。

などと無神経なことを平気で口にします。

生産農家さんにとってはいちばん辛い質問です。

生産農家さんは、ほとんどの場合が家族総出で牛飼いをしています。
小学生の女の子も、中学生の男の子も、おじいちゃんもおばあちゃんも
全員で朝早くからエサをやり、病気だといえば徹夜で看病します。

それでも年に数頭は死なせてしまうことがあります。
でも、悲しんでいる暇はありません。
他の牛たちが同じ目にあわないよう原因を追及して今後の育成にいかします。

本当は悲しいし辛いんです。
でもそんな姿を牛に察知されないように普段通りに振舞うんです。

牛は何事もなく育っても30ヶ月前後で屠畜されます。
冒頭でも書きましたが、生産農家さんは絶えず命のやりとりをしているのです。 
牛飼いというのはそういう仕事なのです。

一歩外へ出れば、焼肉店やファミレス、コンビニなど
日本全国どこへ行っても牛肉が食べられます。
その裏ではこのように生産農家さんは「命のやりとり」をしているのです。

私も仕事とはいえ毎日のように肉を口にします。
だからといって生産農家さんの代わりはできません。

私だけじゃなく、みなさんも同じです。
生産農家さんは“私たち”の代わりをしてくれてるのです。
 
だから、かわいそう、などと言ってはいけないのです。
私たちの代わりをしてくれている生産農家さんに

> かわいそうですね。

などと言うこと自体が失礼なことなのです。

年が明ければ4月から新入社員が入社してきます。
吹けば飛ぶような小さな会社ですが、ようやく大卒を採用できるように
なりました。

最初の仕事は牛の世話からはじまります。
そこで命の尊さを学びます。

近江牛を販売しているのはもちろん当社だけではなく
県内はおろか県外でもたくさんのお店があります。

当社の取り組みは、「仕入れて販売する」というだけではなく
生産現場から精肉になるまでを見続けることが使命であり
それが「サカエヤの近江牛」というブランドなのです。

牧場でおこる日常を生産農家さん自身がブログで綴っています。
たまにアホなことも書いていますがご愛嬌ということで
生産農家さんを身近に感じていただければ幸いです。

近江牛が“うまい”のではなく、下記生産者がつくった近江牛を販売している
『サカエヤの牛肉』がうまいのです。
これが弊社の“こだわり”であり“自信”なのです。

木下牧場
後藤牧場
藤井牧場
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