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2011年08月15日(月)更新

今こそ、畜産業界を盛り上げたい!



写真を整理していて目にとまったのがこちら↑

見ているだけで涼しくなるきたやま南山の、えーっと、商品名忘れました(^^;
すいません、楠本さん、今度からメモります。


さて、ユッケ事件やセシウム問題で畜産業界が苦境に立たされていますが
ナマモノが提供できない焼肉店はさすがに昨対を大きく下回っているようです。

食肉の卸屋さんの話では、焼肉店からの発注が2~3割減だそうで
特に内臓業者はレバーを生食として提供できない影響が大きい。

部位別でいうとモモ肉の売れ行きが悪く
いかにユッケや牛サシの需要があったということがわかる。

当店のように、赤身肉に力を入れている店は逆にモモ肉が不足して
ロース系が余り気味だ。

売れないと手をこまねいていても仕方がないので、
売れる方法を考えていくしかない。

とにかく業界全体が暗いムードなので
それを払拭するきっかけにと開催されるのがこちら↓


牛肉サミット2011




牛肉サミット2011、8/20・8/21開催



以下、時事通信の記事より


「汚染牛問題で静まり返っている今こそ、畜産業界を盛り上げたい」―。

大津市の大津港一帯で20、21両日、全国の牛肉料理店が集結する「牛肉サミット」が初めて開催される。
主催者は「ブランド和牛発祥の地である近江から日本を元気にする」として、
収益を東日本大震災の復興のために寄付するという。

放射性セシウムによる汚染牛問題に揺れる畜産業界への支援も検討中だ。
サミットには全国6府県から近江牛のほか、山形県の「米沢牛」や岩手県の「いわて短角和牛」などを扱う21店舗が参加。
ステーキ丼や串焼き、手作りコロッケなど自慢の牛肉料理(200~1000円)を振る舞い、
来場者は投票で人気ナンバーワンの一品を決める。

近江牛の産地である滋賀県の地域活性化のため昨年12月、精肉店を含む県内の中小企業経営者らが企画。
ユッケ集団食中毒や東日本大震災が発生し、参加を辞退する店もあり、一時は中止も検討したが、
「牛肉に対する悪いイメージを拭い去るきっかけになれば」と開催を決めた。




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近江牛さかえや

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2011年08月14日(日)更新

江戸時代から続く淡海酢



一文字の仕事はなかなか思い浮かびませんが

まさしくそのまま、こちらは「酢」のお店です。

滋賀県の北西、高島市にある淡海酢さんは、
県内で唯一の酢醸造場として江戸時代から酢専業として営んでおられます。

三代目当主、福井社長に蔵をご案内していただきました。




県内の方よりも、県外の訪問客が多いとか。

実際に私も知りませんでしたし、
意外と地元では知られていなくても、その道に関しては
全国的に有名なお店があったり、国宝級の職人さんがいたりするものです。

福井社長は、細々とでも良い質のものを作っていこうと考えていますとおっしゃっていましたが
江戸時代から続く秘訣は、このあたりなのかも知れません。

店頭にはたくさんの種類の酢が並んでいましたが、
よく考えれば、酢の良し悪しなんて分かるはずがないんです。

1つづつ味見をしたところで、酢の比較をしたことがないので
うまい、まずいがイマイチ分からないのです。

酒なら利き酒ができますが、利き酢はさすがにツライ。

数年前から、酢のドリンクやゼリー、スイーツにも
取り組んでおられ、守りながら攻めていく姿勢に職種は違えど
学ぶところが多かったです。

話の中で、福井社長がこんなことをおっしゃっていました。

むかしは、酢の粕を豚の餌に混ぜてやっていたことがあったらしく
結果、肉質は柔らかく、コクのある豚肉に仕上がるのだとか。

牛が食べてくれるかは別として、試してみる価値はありそうです。

 


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2011年08月13日(土)更新

よ~いドン!「プロが教えるとっておき オススメ300」




関西テレビの「よ~いドン!」の人気コーナー
プロがオススメする大人のおもたせが本になりました。


「プロが教えるとっておき オススメ300お取り寄せ・手みやげ篇300」
(ぴあMOOK関西)980円



66ページに極上ロースみそ漬けが掲載されています。


ご紹介いただきありがとうございました!


雑誌への掲載やテレビ番組での紹介は
ほとんどが商品を提供したり、広告であったりします。


なかには売れるように仕組まれた戦略的なものもあり
それがブームの仕掛けであったりします。


「よ~いドン!」のスタッフさんは、
わざわざ店にお越しいただき、正規の価格でお買い上げいただき
それがテレビや写真として使われていました。


こういうところで番組の姿勢が垣間見れたりします。


そういう意味でも、
「プロが教えるとっておき オススメ300お取り寄せ・手みやげ篇」は
とっても参考になる一冊だと思います。




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2011年08月12日(金)更新

真空調理法で作った昆布締め




10月から施行予定の生食用加工基準に備えて
どうすればいいのか、なにか良い方法はないものかと
飲食店のみなさまは試行錯誤中だと思います。


厚生労働省が示した「生食用にかかわる規格基準(案)」によると
枝肉からカットした未凍結肉を加工する場合、真空包装フィルムなど
気密包装容器に入れて密封後、肉塊表面から「1センチ以上の深さを60度Cで
約2分間以上」加熱または同等以上の方法で加熱殺菌後、速やかに10度C以下に
冷却することとしている。


先日、テレビのロケで訪れた想古亭 源内でも
ちょうど試行錯誤の真っ最中でアイデアマンの店主が出してくれたのがこちら↓




真空調理法で作った近江牛の昆布締めだ。


赤身肉の歯ごたえも十分に味わいながら
ほのかに昆布の味も効いていて牛刺しの代わりとしては十分だと感じた。


従来通りにユッケやサシミを提供する場合、
真空包装のまま高温で加熱し、次に冷却した後にトリミングするわけだが
予想では、歩留まり50%前後になるかと思う。

そうなると販売価格はいままでの2倍になるので
量を調整したり、なかには品質を下げることも検討する店もあるかも知れない。

堂々巡りのような気もしないではないが、
消費者に選ばれる店になるためには、やるべきことはやって正々堂々とした
商売をするしかない。




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2011年08月11日(木)更新

喜多品のふなずし




滋賀といえば、琵琶湖、比叡山、信楽焼、最近だったら「ひこにゃん」とか「けいおん」も
名前があがりそうですが、特産品となれば「近江牛」と「ふなずし」でしょう。

以前、他県の知人に「滋賀の人はふなずしが好きなんでしょう」と
聞かれたことがあったが、どちらかと言えば苦手な人のほうが多いかも知れません。

その強烈な匂いを一度でもかいだことのある人なら
その存在を一生忘れることはないほど記憶に残る食品です。

また、これほど好き嫌いのハッキリ分かれる食品は珍しく
東のくさや、西のふなずしと言われるほどだ。

良く言えば伝統的な発酵食品なのだが
とにかくクサイ。

むかしは日常的に食されていたらしいが
現在は珍味的な扱いで、県内の方でも食べたことがないという声をよく聞く。

かくいう私も数年前までは受け付けなかった。
小学生の頃、正月に出されたふなずしがとにかく臭くて
それがトラウマとなりその後は、見るだけでも嫌な存在だった。

10年ほど前のこと。

店舗のお客さん(山本さん)との会話の中で
趣味でふなずしを作っているが評判がいいので
食べて欲しいとのことで持ってこられた。

よりによってふなずしかと思ったが
せっかくのご厚意だし、次回ご来店時に感想も言いたかったので
一切れだけ食べて、残りは友人にでもあげるつもりだった。

ラップをとると、一匹まるごとのふなずしが姿を現した。
思いのほか強烈な匂いはなく、以外にもおいしかった。

結局、2日にわけて一匹分を食べてしまった。

それから、何度か山本さんこちらからお願いして
ふなずしを漬けてもらったりしていた。

時々、肉とブツブツ交換したり。

山本さんのおかげで匂いのキツイふなずしでも食べられるようにはなったのだが
山本さんが漬けたふなずしよりおいしいふなずしを食べたことがない。

ふなずしは高価で、買うにも結構勇気が行ったりするのだが
5年前に山本さんが亡くなられてからはふなずしを食べることがなくなった。

昨日、テレビのロケで高島市へ行ったとき、
松ちゃんと井上の修ちゃんが喜多品のふなずしがどうのこうのという話をしていた。

喜多品?

どこかで聞いた名前やな、とずーっと考えていたら
亡くなった山本さんから聞いたのを思い出した。

どのような内容だったのか忘れてしまったが
幸いにも松ちゃんも修ちゃんも知り合いだというので
ロケが終わり次第伺うことにした。



江戸時代初期、元和5年(1619年)創業ということで
写真などを見せていただきながらふなずしについてあれこれと貴重なお話を伺った。

写真のお母さんは、さかえやの店舗がある隣町だということで
話が盛り上がりすぎて、ついつい取材みたいになってしまった。

購入したふなずしは、まだ食べていないが
お母さんと話していて感じたことは、まず食べてもらうにはどうしたらいいか。

どんな商売にも通じると思うが、まず手にとってもらうこと。
そのためには行動あるのみだと改めて教えてもらった。

それが当たり前にできるのが商売人ではないだろうか。



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