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2008年09月11日(木)更新

経営者になってからの...「珍事件」

<質問>
経営者になってからの...「珍事件」を教えてください。

(明治大学商学部 大石絵美莉さん)



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いまから10年ぐらい前の話です。
焼肉屋を営んでいる方(男性/50歳ぐらい)が毎朝、当店に仕入れに来られていました。

1回の仕入れがだいたい10万~30万でいつもニコニコ現金で払っておられました。

ある日のこと、持ち合わせがないとのことで次回の来店時にお支払いいただくという約束で30万円ほど掛け売りにしました。

それからバッタリ来なくなったのです。

しばらくすると電話がありました。
事故で入院しているので退院したら必ず借りたお金は持っていくと・・・

1ヶ月が過ぎようとしたころでした。

朝早くに私の携帯が鳴りました。
スタッフからの電話で「店の前が白菜だらけです!」
と、なんとも理解に苦しむようなことを興奮気味に話していました。

駆けつけると、店舗前のブルーのタイル部分(写真参照)が
白菜でおおいつくされているのです。

高さも天井に届くぐらいに積み上げられていて
これは新手のいたずらかとも思ったのですが、とりあえず白菜をどかさないと
営業ができません。

スタッフ全員で手分けして白菜をどかしていくと1通の封書が泥にまみれて
でてきました。
例の焼肉屋のおやじからでした。

中身は凝った内容ではなくたった一文

「ほんの気持です」

ふざけすぎです。

白菜をどかした後、泥だらけになった店舗前を掃除して
スタッフや出入り業者の方々におすそわけし、それでも減らない白菜の山

最終的には、来店客に「本日はお買い上げ金額に関係なく
白菜をサービスしています!」と半ば強制的に貰っていただく始末。

これだけの白菜、いったいどうやって手に入れたのだろうという
疑問は残ったままですが、迷惑な話です(^^;
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